| しし座 / Leo |

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星のみ 星座線 星座絵 バイエル符号・星名 星雲・星団

星のみ

 
しし座
学名 (略符) Leo (Leo)
属格 Leonis
概略位置
(赤経,赤緯)
( 10h 30m , 15°)
20時に子午線を
通過する時期
4月25日
星の数 (6等以上) 100
面積 (平方度) 947


星座解説

黄道第5星座。獅子(しし)宮。
設定者はプトレマイオス。

春の大星座。 獅子といっても勇ましい百獣の王ではなく、人喰い獅子である。 神話では、英雄ヘルクレス(ヘルクレス座)は、自分が犯した大罪から、 エウリュステウス王から12の荒行を課せられた。 その1つに「ネメアの森に住む人喰い荒獅子退治」があった。 怪力を持つヘルクレスは格闘の末にこの獅子を倒し、皮をはいで肩にかけたという。 クエスチョンマーク(?)を裏返しにした形が目に付き、 これが草刈に使う鎌に似ていることから「獅子の大鎌」といわれる。

この星座には銀河が非常に多くある。

■春の大三角形■
獅子の尻尾にあたるデネボラ(2等星)とスピカ(おとめ座)、アークツルス(うしかい座)、 この3つを結んでできる三角形が「春の大三角形」である。
天体解説

主な恒星
符号 名前 意味 等級 距離
α レグルス 1.3 70
獅子の心臓に輝く1等星。スペクトル型:B7X。
固有名は、ラテン語の「王(rex)」に由来する。 その名付け親はコペルニクスといわれ、ラテン語で「小さい王」、 ローマ時代には「コル・レオニズ(獅子の心臓)」とよばれていた。 黄道上にあり、8月22日頃に太陽がここに輝く。また、時々月に隠されることがある。
β デネボラ 獅子の尾 2.1 40
獅子の尾の先にある2等星。スペクトル型:A3X。
スピカ(おとめ座)、アークツルス(うしかい座)との3星で「春の大三角形」を構成する。
γ アルギエバ 1.9 80
獅子の額に輝く2等星。スペクトル型:K1-Vb+G7V。
北天の中では最も美しい連星の1つとされ、2.2等(橙色)と3.5等(黄色)が小望遠鏡でも見える。
δ ゾズマ   2.6 60
スペクトル型:A4X。
ζ アダフェラ      
 
θ シェルダン      
 
λ アルテルフ      
 
μ ラサラス      
 


星雲・星団・その他
M65 (NGC3623)
光度9.5等。赤経11h18.9m、赤緯+13°06′。
θ星とι星のほぼ中間、獅子の後足のところに集まる銀河群の中の1つ。
M66 (NGC3627)
銀河。8.8等。2700万光年。赤経11h20.2m、赤緯+12°59′。
θ星とι星のほぼ中間、獅子の後足のところに集まる銀河群の中の1つ。
M95 (NGC3351)
銀河。10.4等。赤経10h43.9m、赤緯+11°42′。
α星とθ星のほぼ中間、獅子の腹のところに集まる銀河群の中の1つ。
M96 (NGC3668)
銀河。9.1等。赤経10h46.7m、赤緯+11°49′。
α星とθ星のほぼ中間、獅子の腹のところに集まる銀河群の中の1つ。
M105 (NGC3279)
銀河。9.2等。赤経10h47.8m、赤緯+12°35′。
α星とθ星のほぼ中間、獅子の腹のところに集まる銀河群の中の1つ。
流星群:しし (しし座流星群、レオニズ)
出現期間は11/14-19。極大は11/18。輻射点はγ星付近。
母彗星はTempel-Tuttle(テンペル=タットル)彗星。
33年に1回、大出現が見られることで知られる。 1799、1833、1866、1966年に素晴らしい出現が見られ、 特に1833の大流星雨には、毎時1万個以上が見られたという。 しかし、1899、1932年にはそう出現せず、 期待された1999年も、大出現といえるものではなかった。
(作者も1998、1999年共に観測した\(^o^)/)


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