|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
星のみ |
||||||||||||||
|
黄道第7星座。 設定者はプトレマイオス。 明るい星はなく、目立たないが、 紀元前1200年頃には秋分点がα星のそばにあり、 ローマ時代には収穫の季節を知る重要な星座であった。 歳差により、現在、秋分点は隣のおとめ座にある。 古代ギリシャではこの星座に昼夜を平分する秋分点があったので「天秤」としたようで、 神話では、人間の善悪を裁くために正義の女神アストライアが使った天秤であるといわれる。 その女神アストライアは隣のおとめ座である。 バビロンでは「ジバニーツ(死の天秤)」とよび、秋分以降、冬に向かうのを 太陽が冥界に落ちて行くとと考えたようだ。 なお、昔は隣のさそり座のはさみとも考えられたので、 α星は「ズベン・エス・カマリ(南のつめ)」、 β星は「ズベン・エル・ゲヌビ(北のつめ)」という固有名が付いている。 また、α星には「キファ・アウストラリス(南の天秤皿)」、 β星には「キファ・ボレアリス(北の天秤皿)」という名もある。 |
|