WIN95の基本操作
Windows95(以下Win95)は、
OS(Operation System)と呼ばれる基本ソフトの一種です。
実際にいろいろな処理をするアプリケーションは、
Win95の管理のもとですべて動いています。
基本操作は、文字を入力する場合をのぞいて、
すべてマウスでポインタを動かして、
アイコン(icon)と呼ばれるファイルやアプリケーションの絵
をクリックする方法で、実現できます。
1 ファイル操作
コンピュータで扱うプログラムやデータをファイル(file)と呼びます。
ファイルには、ワープロのデータファイルのように文字だけからできているテキストファイル(text file)と
画像ファイルのように2進数でできているバイナリファイル(binary file)があります。
ファイルに対していろいろな作業をする過程で、
- 作る
- 消す
- 複写する
- 移動する
という4つの操作が必要になります。
たとえば、「作る」はワープロソフトで文書を書いて保存する、
「消す」はいらなくなったファイルを捨てると行った具合です。
ファイルは、コンピュータに内蔵されたハードディスクという装置に
保存しておくのが普通です。
この保存や整理の仕方をファイル管理といいます。
身の回りの文具やノートの管理と同じように、
ファイル管理が自由にできることがWin95基本操作の第1歩です。
Win95では、ファイルをフォルダ(folder)という入れ物に
仕分けして管理します。
フォルダはまたその上のフォルダに入れることができます。
ちょうどメモを紙ばさみに閉じて、いろいろな紙ばさみを
机の引き出しに整理する状況をイメージして下さい。
Win95では、マイコンピュータというアイコンを
クリックすればファイルの操作が自由にできるようになっています。
画面の左上にあるマイコンピュータのアイコンにポインタ
(マウスを動かすと画面の上でうろうろする矢印)を重ねてみましょう。
そして、アイコンの上で、マウスの左ボタンを短く2回押します
(これをダブルクリックといいます)。
画面にマイコンピュータと名前の付いた四角い箱(ウィンド)ができて、
その中にいくつかアイコンが入っていますね。
その中の(A:)と書いてあるアイコンが本体の中に
あるハードディスクです。
これを開ける(ポインタを移動させてダブルクリックする)と中に
あるフォルダが見えます。
フォルダの中には、(下位の階層の)フォルダやファイルが入っていて、
ポインタを重ねてマウスの左ボタンを1回押す
(これをシングルクリックといいます)と
操作の対象にそのフォルダかファイルを選んだことになります。
選んだあとで、ウィンドの上の方にある「編集」という項目を
クリックすると「切り取り」とか「コピー」という操作が選択できます。
「複写する」ときは「コピー」をクリックして複写したい先のフォルダを
開けて、「編集」・「貼り付け」とクリックします。
「移動する」ときは「切り取り」をクリックして移動したい先のフォルダを
開けて、「編集」・「貼り付け」とクリックします。
Win95には、ほかにも便利な方法がいくつか用意されていますが、
まずは、これらの方法に慣れましょう。
2 ウィンドウ操作
Win95でアプリケーションを動かすのは、
そのアプリケーションのアイコンをダブルクリックするだけで実行できます。
アプリケーションが動くとそのアプリケーションのウィンドウが開きます。
Win95では、同時にいくつものアプリケーションを動かすことができ、
その間でデータのやり取りも簡単にできるようになっています。
それぞれのウィンドウは、名前の書かれた一番上の帯状の部分
(タイトルバー)にポインタを持っていって、左ボタンを
押したままマウスを動かすと画面の上を移動させることができます。
ウィンドウの右下の角にポインタを持っていって、
左ボタンをクリックしたままマウスを動かすと
ウィンドウの大きさを自由に変えられます。
作業をするウィンドウを変えるには、
タイトルバーにポインタを移動させてシングルクリックしてください。
いつでも、操作するアプリケーションを変更できます。
Win95は、非常に多くの機能を持っていますので、
基本操作といっても一口では紹介できません。
そこで、ヘルプという機能が用意されていて、
操作で分からないことはこれを見なさいということになっています。
ヘルプは画面左下のスタートボタンをクリックすると見る
ことができます。これもうまく活用しましょう。