高度宇宙文明
宇宙文明の類別と段階

現在の地球文明と比べ, 技術的にはるかに進歩した文明を, 高度宇宙文明 (advanced civilization) と呼んでいる.
地球人以外の宇宙人が築きあげている場合もあるだろうし, 数千年後の地球文明の場合もあるだろう. いずれにせよ,高度宇宙文明は,(地球人も含め) 地球型惑星に発生した人間型宇宙人の技術文明の行きつく先であろう.
そのような高度宇宙文明は, どのような形態になるのだろうか?

■宇宙文明の類別1 −量的分類−■

技術的に高度に発達した宇宙文明は, その文明が消費するエネルギーの規模によって, タイプIからタイプIIIまで類別できる.
(ニコライ・S・カルダシェフ 1964年)

文明の
利用するエネルギーの
規模
エネルギーの
消費率
タイプI 惑星規模のエネルギー 4×1012 J/秒
タイプII 恒星規模のエネルギー 4×1026 J/秒
タイプIII 銀河規模のエネルギー 2.4×1037 J/秒

■宇宙文明の類別2 −質的分類−■

高度宇宙文明を, その文明が消費するエネルギーの生産効率によって分類することもできるだろう.

文明の
段階
利用するエネルギーの
種類
エネルギーの
変換効率
グレードC 化学エネルギー 5×10-10
グレードN 原子力エネルギー 0.007
グレードG 重力エネルギー 0.057-0.42
グレードX (反物質エネルギー) 1


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