クリスマスイブの悲劇

2003年はとんだクリスマスイブだった。 イブの日に自宅のメインマシンが過労で倒れたのだ。 昼頃、マシンの電源を入れたら、 メーカーのロゴマークまでは出るものの、その先へ進まない。 何度か入れ直したが、だめである。 ハードディスクのハム音がしないので、 今回はハードディスクが原因のようだ。 自宅のマシンは非常に酷使しているので、 寿命は短いだろうとは思ってはいた。 でも、まだ3年半ぐらいしか使っていないので、 だましだまし使いながら、春までは持たせたかったのだが、 4年もたなかっったようだ。
実際、もう一年ぐらい前から、CDドライブが壊れたり、 起動の際にno system fileなどと文句をたれてきたり、 DLLファイルが見つからないとエラーが出たり、 あちこち調子が悪くなってきていたので、 一応、データのバックアップなどは取っていたものの、 ハードディスクが死んだとなると、さすがに焦った。

倒れたVT667


一時間ぐらい、電源を入れたり消したり、 BIOSセットアップをしようとしたり、 いろいろ試したが、どれもうまくいかないので、 ハードディスクの機械的な原因だということに賭けて、 最後の手段で、マシンをまじで揺すった。動いた。 機械というものは、やはり最後はどつかなあかんらしい。 でも、よい子は真似をしないように(笑)。
とりあえず一安心だが、実はそれからが大変だった。 つぎに電源を落としたら二度と立ち上がらないかもしれないので (結局、まだ動いているが)、まず、24日は終日、 全データの最新のバックアップを取った。 メインマシンがないことには、ネットワークはもちろん、 冬休み中の仕事にならないので、すぐに新機種を買うことにして、 雑誌をめくり、安くて高性能でDVDも書けるVAIOのPCV-V10Bに即決する。 25日は大学の生協に走って問い合わせたが、 年末なので発注しても来年になるらしい。 すぐに京都のP&Jに電話したら、在庫があったので、 翌26日に買いに走る。 27日にパソコンが入荷し、その日一日は、初期設定で明け暮れる。 家のISDNはシリアルケーブルで、最近のパソコンはUSBしかないので、 ネットワークの変換が一番心配だったが、何とかつながりそうだ。 一方で、パラレル回線のプリンタとは、結局つながらなくって、 変換ケーブル(と数ヶ月前に修理したばかりのプリンタ) がムダになってしまった(とほほ)。 そして数十GBあるデータの再吸収と主なソフトのインストール。 結局、デジタル環境の再構築に丸5日ぐらいかかってしまった。 いつの間にか歳の暮れだった・・・

新マシンV10B

パソコンの乗り換えは本当に面倒だ。 しかも話はこれで終わらない。 というのも、WIN98(先代のメインマシン)で使えた機能が、 XP(新しいマシン)では使えないものがあるので、 データの変換が必要なファイル(プログラム)が多数存在する。 これからボチボチやって、何ヶ月かかかりそうだ。 その間、先代のマシンが動いてくれてほしいものである。 そういえば、ポストスクリプトファイルの書き出しも、 まだうまくいっていない。困ったもんだ。
ふぅ、ADOBEからXP用のプリンタドライバ (7MB以上もあるので家の細い回線では30分ぐらいかかった) をダウンロードして、 PSファイルの書き出しもできるようになった。 何とかほぼ同じ環境に戻せたが、気づいたら新学期である。
この次は、最悪の事態になる前に買い換えよう。 でも、それこそメーカーの思う壺なんだろうなぁ・・・