春季学会@東京
(2005/03/28-30)

日本天文学会の春季学会が東京で開催された。

今回の学会はいろいろと行事が多く忙しかった。 季節の変わり目で体調が悪い上に花粉症のピークが重なったので、 合間合間に休息を取りながら、仕事(+呑み会)をこなした。

まず初日の28日(月)は、ジュニアセッションで、 世界物理年に合わせた特別講演 「相対論が果たした役割−ぼくたちは相対論的世界に住んでいる」 を行う。
そもそも夏過ぎに世話人の吉川さんから講演の打診があったとき、 講演は苦手だし、もっと適任の人もいるので、 佐藤勝彦さんの名前も挙げたのだが、 結局、引き受ける羽目になってしまった。 学会のプログラムを開けてみれば、 佐藤勝さんは公開講演会の講演者である。納得。

午後からの講演時間に十分間に合うように京都を発ったのだが、 講演を控えて胃腸は痛くなるし、東京の天気は雨で気分はユー鬱。 立川でJR中央線から多摩モノレールに乗り換えた途端、 先行車両のトラブルでモノレール全線がストップ。 オイオイ。途中で復旧の目処が立たないなんてアナウンスもあって、 最悪の展開を心配しつつ、これで間に合わないのは仕方ないよなぁ、 って思っていたら、幸か不幸か、30分ほどで動き出した。

学会会場の明星大学までは20分ぐらいで、講演時間の30分ほど前に、 ジュニアセッション会場のシェークスピアホールへ到着してしまう。 間に合ってしまった・・・

2階席もある、なかなか立派なホールである。 パソコンの設定などを確認している間に、 あっと言う間に、講演時間となった。 もちろん、講演会場などを撮影する余裕は皆無。 会場を眺めたら、うちの学生もチラホラ。 手を振るヤツもいる。来るなよー、緊張するのに。

by DOZU

この特別講演があるので、研究発表と合わせて、 今回の学会で、はじめてパワーポイントを使用した。 講演素材自体は、冬ぐらいからだいたい作っていて、 大学の講義でも試していたのだが、 本番はなかなか思った通りには行かないものだ。 まぁ、60点の可というところだろうか。 質問タイムはいろいろ鋭い質問も出て、 高校生の質問は90点、こちらの回答は75点ぐらいかな。

一日目はジュニアセッションだけで終わった。

そうそう余談ながら、翌日、佐藤勝彦さんと立ち話したとき、 (福江さんは)ジュニアセッションで講演したんですね、と言われて、 佐藤さんを薦めたんですけど、公開講演会に取られたみたいで、 と答えたら、いやぁ、若い人向けの話がいいですよ、 未来があって生産的ですよ、というようなことを言われた。 なるほど、そういう見方もある。ごもっともである。

一日目の夜は、立川の駅前で呑み会。 学生やOB、京都の嶺重さん、ぐんまの河北夫妻ら、 大勢が3つのテーブルに入り乱れての呑み会となった。 河北さんが4月から京産大だと聞いて、びっくり!!  大学には父兄懇談会なんかないよなぁ・・

←若いモンの会話に加われずに、 一歩引いて寂しそうな背中を見せている川田クン。

さわやかオネエサンとさわやか新井くんの、 さわやかカップル。
ノーコメント
続く29日(火)は、自分や学生の発表が目白押し。 でも、東京に来てから花粉症がひどくなり、 朝起きたら、目が腫れていたので、 午前中はホテルでへばっていた。 今年は花粉症にはじめて漢方を試したら、 鼻づまりは楽になったが、目には効かない。 昼頃会場に行って、講演などを済ませた。
夜は、例によって、学会の懇親会はブッチし、 学生やOBに加え、研究員の渡会くんや 4月から筑波大学に移る加藤Fクンら、 総勢8人ほどで、立川の駅前で一次会をスタート。

←学会初参加のM0西山クンと、 3度目のM1川田クン。

渡会クンと加藤・F・Yクン。 加藤クンは学会まで車で通っているらしくて、 珍しく、ノンアルコールだった。 でも、ちゃんとフェロモンに引かれて、 参加しているあたりは、さすが。
いつも、一つ足りなくて、一つ余計なことをする、 今春修士修了の道頭クンと、 学会初参加のM0秋月さん。

WEBのデータをほったらかしで出ていったって、 後輩から顰蹙買ってるぞ>D

ははは、距離が微妙。
2時間かそこら呑んだ後、 懇親会に出ていた西はりまの黒田さんや、 京都の嶺重さん、東京の米原さんや、 OBのアーリーらと合流して、 2次会に突入。延々と夜中まで。

最終の30日(水)は、日本天文学会百年史編纂委員会である。 2008年に天文学会が設立百周年を迎えるので、 そのための企画の一つだ。 大変そうだが面白い企画で、第一回の会議も、 尾崎委員長のもとで、さまざまなアイデアも出て、 和気藹々と進められた。
初日、雨。二日目も天気が悪く、 最終日にやっと気持ちのいい日和になった(でも花粉症はひどい)。 会場の明星大学は小高い丘の上にあって、 モノレールの駅から2つのエスカレータを乗り継いでいくが、 丘は低いしエスカレータは数も少なく短い。 ふふ!、うち(大阪教育大)の完勝だな。