日本天文学会ジャーナルWG@国立天文台(2005/12/08)

日本天文学会では専門家向けの国際的な天文学術雑誌として、 日本天文学会欧文研究報告誌 (Publications of Astronomical Society of Japan; 通称パブリorパスJ)というものを、年に6回発行している。 このパブリは、天文学の国際社会では、アメリカのApJ誌、 イギリスのMN誌、ヨーロッパのA&Ap誌などに続いて、 国際的に高い評価を受けている学術誌だ。
ところでアジア地域では、 中国やインドでも天文学術雑誌が発行されているが、 掲載される論文のレベルや質が非常に低く、 国際的にはほとんど評価されていない。 それがため、数年前から、中国・インド・韓国などを中心に、 アジア地域の雑誌を統合して、 アジア太平洋学術誌のようなものを出そうという動きが始まっていた。
このようなアジア地域の動きに対して、 日本天文学会として、どう対応するかということを検討するため、 祖父江理事長のもとでジャーナルワーキンググループが立ち上げられ、 今回、その第一回検討会議がもたれた次第である。
久しぶりの日帰り東京出張だったが、 3時間弱の会議は濃くて実のあるものだった。 また、ワーキンググループのメンバーの間に 立場の違いや意見の相違はあっても、 メンバー各人がパブリと天文学会の将来について、 非常に真剣に考えているということは強く感じられた。
久しぶりの国立天文台。 おっ、紅葉があるぞ。
会議当日は抜けたような青空。 紅葉が映えている。
すげぇ。
今年初めての紅葉狩りができた。
会議のあった天文学教育研究センター。