天文天体物理若手夏の学校#36@長野木島平
(2006/07/31-08/04)

全国の天文学・天体物理学系の院生の集まりで、 天文天体物理若手の会というのがあるのだが、 もう30年以上も前から続いていて、 毎年夏に4泊5日で夏の学校という合宿セミナーをしている。 その夏の学校の事務局企画で招待講師に呼ばれて、 長野県の木島平まで行ってきた。
宿泊したパノラマランド木島平は、設備が壊れていたり、 食事がめちゃまずかったり、かなりイマイチだったが、 事務局だった名古屋の院生は非常のコンファータブルで、 施設の不備を補って余りある安楽さだった。
ところで、招待講師というものは、招待講演の前後2泊ぐらいが普通らしいが、 ぼくの招待講演は最終日だったのにうちの院生がしゃべるのが初日だったり、 他に夏休みらしい夏休みも取れないので、 フル参加でゆっくりしてきた(笑)。 考えてみれば、10年ぐらい前に招待講演に呼ばれたときも、 フル参加した覚えがある(爆)。
でも、今回、フル参加したおかげで、 2日目のコンパクトオブジェクト分科会はすごく勉強になったし (学会よりも熱心に聴いた!)、 ガンマ線バーストの米徳さんや、系外惑星の田村さんや、 いろいろな人と知り合いになることができてラッキーだった。 平田さんとは輻射輸送についても議論できて助かった。 あれ、夏休みのつもりだったのに、仕事モード?
ホテルの部屋から望んだ飯山市街の眺め。 初日(7/31)に撮影した。
こっちはいきなり最終日(8/4)の朝に ホテルのロビーで大森くんに撮ってもらったもの。 夏の学校の間は忙しくて写真を撮るのを忘れていた。
飯山駅まで送ってもらったときに、 送迎その他いろいろ世話をしてくれた恩田くんと (待合室にいた京大の今田くんに撮ってもらった)。
乗り換えの長野駅で3時間ほどあって、 少し周囲を観光でもと思ったが、何にもなかった。
長野駅前のそば屋で天ざるを食べた。 数日食生活がまずしかっただけに、すごく美味。 もっともソバは堅めで気に入らなかったが、 天ぷらは予想外に美味しく、 (昼間っから)ビールも実は2杯目だったりする。 でも、一品で別に頼んだ野沢菜が一番美味しかった。
飯山駅でホームに出るときに、 見送ってくれた恩田くんが、 “つまらないものですけど、これ…、お土産です。 有志で出し合って買いました。 荷物になると思いますが、いろいろありがとうございました…” っていう感じで渡されたお酒。 全然、予想外だったので、すごく感動してしまった。 こういうのはかなり弱い方だ。

今回の夏の学校では大変に気持ちのいい思いをさせてもらった。 本当にこちらこそありがとうございました。

第36回天文天体物理若手夏の学校 事務局企画 講演パワーポイントファイル簡略版(12MB)