京都大学宇宙会@京都大学時計台(2006/09/16)

京都大学の宇宙物理学教室には、 「京都大学宇宙会」という同窓会類似の組織がある。 同窓会類似というのは、たんなる卒業生だけの組織ではなくて、 卒業生以外にも、教職員などとして籍を置いた人、 研究員だった人、その他なんらかの形で、 宇宙物理学教室にゆかりがあった人は誰でも入れるからだ。
20年ほど前に、故 能田忠亮先生を会長に、 久保田さん、川端さん、故 椿さん、岩崎さんら中堅OB, 柴田さん、ぼくなどの下っ端OBらで立ち上げた組織だ。 誰もが数年で雲散霧消するのではないかと思っていた中、 よく20年以上も続いたもんである。
例年、秋口に、総会兼懇親会があるのだが、 今回は、一応、20周年記念というような感じで、 京都大学百周年時計台記念館の2階国際交流ホールで開かれたものだ。 ぼく自身は、このところ忙しくて何年も総会に出席しておらず、 形だけの幽霊役員状態だったが、今回、久しぶりに参加した。
役員の仕事をずっとさぼっているためだろう、 講演をするように頼まれた。
幸い、天文天体物理若手夏の学校で、 若い人向けに半生を“反省”した素材があったので、 それをシニア向けにアレンジして、 研究の話も3つほど盛り込んで、 講演内容を決めることができた。
でも、もったいないような立派なポスターである。
家を出がけにワンショット。
時計台の外観。外見は昔のままだが、 中は完全に一新されている。
総会・講演会の会場風景。
後ろの方に立っている平田さんには、 夏の学校と合わせて、 ほぼ同じ話を2度聞かせてしまった(笑)。
講演パワポの最初のページ。 結局、今回の宇宙会は、何回目なんだぁ? 総会としては22回目で、 周年としては21周年?
大学院の頃のページ。 ここらへんは、話は変えたが、 ページ自体は夏の学校のときと同じ。
ここはかなり変えた。 当時の教室スタッフが頼りにならない、と繰り返していたら、 司会の柴田さんが“おいおい、そんなこと言っていいのか” とチャチャ入れてきた。というのも、会場には 当時の教授陣(川口先生や小暮先生)もどーんとおられたからだ。 だけど、大学院の頃に、“スタッフは役に立たない”って、 一番声高に叫んでいたのは、柴田さん、あんたでしょ〜♪
一応、研究の話も、途中途中で、
・相対論的降着円盤の振動(修士のころ)
・降着円盤のシルエット(就職したてのころ)
・相対論的輻射流(最近のもの)
と3つほど織り交ぜた。
自分より年上の人を前に言う事じゃないけど、 最近つくづく思っていることなども話した。
時計台の前で記念撮影。
(京大の冨田さん撮影)
懇親会の会場風景。
左端には、前日まで集中講義をお願いした 和歌山大学の富田さんが写っている。
久保田さんと柴田さん。
今回、柴田さんは、 講演会と懇親会の司会を務める。 諸先輩のもとでは、天文台長さえ、 相変わらず下っ端として、こきつかわれるようだ。
若干一名を除いて、大先輩の方々。
左から、 久保田さん、川口先生、小暮先生、川畑さん。 若干一名は中山くん。