すざく国際会議@京都
(2006/12/04-08)

現在活躍している日本で5番目の宇宙X線天文衛星<すざく>の成果を記念して、 国際会議“The Extreme Universe in the Suzaku Era”が、 京都のイベントホール:京都テルサで開催された。
地元であったので、とても便利っちゃ便利だったけど、 場所が中途半端な近さで時間がないときは結局タクったし、 人事の会議などがあると大学に行かざるを得なかったりで、 少しバタバタしながらの久しぶりの国際会議だった。 内容的には、まぁ、学会などであらかた聞いたことのある話ばかりだったが、 レビュー講演などは比較的まとまっていていい勉強になった。
会場の夜景
京都で国際会議というと、宝ヶ池の国際会議場が定番だと思っていたが、 今回は京都駅南の九条付近にある京都テルサ(Kyoto TERRSA) という施設で開催された。 こんなイベントホールがあったのはまったく知らなかったが、 最近できたものでもなさそうだった。
会場の中庭
会場はおおきく東棟(大ホール側)と西棟(各種会議室)にわかれていて、 間にはなんだか無駄に広い中庭が存在していた。
講演風景
降着円盤の標準モデルを作った一人、 サニアエフ(Rashid Sunyaev)の講演風景。 大ホールは1階から2階にまたがった階段ホールで (階段を折り畳むとパーティ会場になる)、 真ん中へんからだと演台は遠くてよく写らないぐらいだ。
夜のセッション
国際会議の2日目の夜に呑みに行ったとき、 2軒目に寄ったウォッカバーの前で帰り際にパチリ。 おそらく全国的にも珍しいウォッカ専門のバーで、 開店して5,6年ぐらいだったと思う。 マスターのナカニシさんは、以前は 四条にあるロシア料理店キエフのマネージャーをやっていて、 ときどきキエフに行っていた関係で、 こちらにも行きつけ(笑)になった。 ちなみに、フランスのウォッカのなんとかグレープフルーツという グレープフルーツ風味のウォッカが美味しい。 またピロシキと手作りのレーズンバターもお勧め♪
変わり種ロシア人形
ロシア人形(マトリョーシカ)は、 ふつうは同じ人形がどんどん入れ子になっているのだが、 こちらは変わり種のロシア指導者マトリョーシカ。 ツァーの時代からエリツィンまで入れ子になっている。
西山クンのポスター
降着円盤風の見え方を調べたモノ。
住友さんのポスター
相対論的球対称風の見え方を調べたモノ。
渡會クンのポスター
あ、なんか面白そうだな、と思って見たらば、 渡會くんのだった(笑)
福江のポスター
手抜き感いっぱいのポスター。 学会発表のパワポを英語にしただけというのがありあり。 でも、ほとんどがA0版の綺麗なポスターの中で、 あんがいと、目立ったのでは(笑)。
秋月さんのポスター
相対論的球対称輻射流を解いたモノ。 ポスター作成にあたっては、 語るは涙、聞くは爆笑ものがたりだったりする。
バンケット
学会の懇親会はコストパフォーマンスが悪いので出ないことも多いが、 国際会議は料理やお酒がそこそこなことが多いのでたいてい参加する。 さらに、今回のすざく会議は、参加費がタダだというぐらい、 かなりリッチっぽい会議だったので、 バンケットも大いに期待していたら、 おおお、期待通りの料理っぽいぞ。
料理
いままでの国際会議でさえ、 伊勢エビやナス田楽が出た覚えはない。 最近はナス田楽が好きなので、かなり嬉しかった。
久しぶりのミーハー
スニアエフとツーショットを撮ってもらった、 今会議最大のイベント(笑)。 もう、これだけでも、バンケットの会費は惜しくないって感じ。
最終日
最終日はBlack-Hole Accretion Disks(改訂版)の打ち合わせをしたり、 一日中いろいろと議論していた気がする。 写真を撮る暇もなかった。