小松左京イベント@江坂
(2007/03/31)

日本SF界の大御所の小松左京さんのディナートークショーというものが江坂であり、 ハードSFの重鎮の堀さんと共に、なぜだかぼくも招かれて、ゲスト出演してきた。

そもそもは、1月に宇宙作家クラブの笹本祐一さんからメールがあり、 小松左京イベントとしてディナートークショーをやるので、 ゲスト出演して最近の宇宙論の話をして欲しいという旨だった。 ちゃんと認識していなかったのだが、 2008年に大阪で日本SF大会が開かれるのへ向けてのプレイベントのような感じで、 SF大会の実行委員会・小松左京事務所・宇宙作家クラブの共催イベントだったようだ。 SFは骨の髄から好きだけど、大人数は苦手なので、少人数の集まりを除いて、 大きなイベントに出たことはなかったが、今回ばかりは、 あまりにも光栄な申し出だったので、後先考えずに引き受けてしまった。 よくよく考えてみればトークショーのゲストだから、 関西ネイティブで人の話を遮ってまで話すぐらいの人ならともかく、 ぼくのような口べたな人間はまずかったんじゃなかろうか?

当日は、まず4時ぐらいから、御堂筋線江坂駅そばのパークサイドホテルロビーで、 事前の打ち合わせ。とはいうものの、小松左京さんを囲んで、 1時間かそこら、だべっていたようなもんだけど。 小松さんとお会いするのは10数年前のハードSF研究所の集まり以来の2度目で、 堀さんとも顔を合わせるのは久しぶりだった。 司会の笹本さんや小松左京事務所の乙部さん、SF大会実行委員会の方たちとは 初対面である。 いろいろだべっていると、小松さんが最近関心をもっているのが、 生命・進化・文学などだということが判明。あれれ、宇宙論はいずこへ〜。 とはいうものの、あまり気にせずに、超有名人とツーショットなど撮らせてもらう。 5時半になったので会場のレストランへ移動。


ディナートークショーの会場となったGirasoleというイタリアンカフェレストラン。 Girasole(ジラソーレ)はイタリア語で「ひまわり」の意味だそうだ。

トークショーの参加者は全部で60人ぐらいだそうで、 林さんや都築さんや菊池さんたち、久しぶりに懐かしい顔に会えた。 演台には、向かって右から、乙部さん、小松さん、堀さん、福江、笹本さんの順で座り、 60人に見られるのはかなり恥ずいかも。 で、いよいよ、6時になり、2時間半のディナートークショーが開演した。

まずは前座という感じで、最新の宇宙論について、15分ほど紹介する。
一応、

パワーポイントファイル
を用意してきたが、早送りでしゃべったので、あれでよかったのかなぁ?  引き続いて、笹本さんが先導しながらも、 ほとんど小松さんベースでトークショーは進んだ。

1時間ほど経ったころに10分ほど小休憩を挟み、後半へ。 後半の頭では、ふたたび、講義・講演用のコンテンツから、 生命の発生あたりの絵を何枚か見てもらうが、 まぁ、あまりそれらとは関係なく、最後まで、大阪ネイティブの 小松さんの乗りで進んだのであった(笑)。

8時半ぐらいに本編のトークショーは終了し、 その後、同じレストランで、出演者&スタッフの打ち上げ (とうぜん、ぼくたちは食べていないので;呑んではいたが)と、 トークショー参加者のうちから希望者の2次会が行われた。 この段階になると気も楽になって、終電ギリギリの11時近くまで楽しませてもらった。

何はともあれ、あんまり役に立った感はないものの、 貴重な体験をさせてもらったもんだ。