秋季学会@岐阜
(2007/09/26-28)

日本天文学会の秋季学会が岐阜県の岐阜大学で開催された。 前日に急な校正が入ったために仕事を山ほど抱えていく羽目になったが、 その一方で、夜の部も十分に堪能して、 超過密スケジュールだったけど、超充実した3日間となった。 また院生や学生も10人近く参加して、かなり目立っていたみたいだった。
学会案内の立て看板前
いつも夜の写真が多いけど、昼間はちゃんと学会に参加しているという 証拠写真をたまには載せておこう。
岐阜大学構内
バス停からの道。はっきり言って、無駄に広い。
どうしたアーリー
本人はファッションだといつも言っているが、 吉本新喜劇に出てくるトサカ頭と変わらない。 ところで、 初日の昼間は学生とはあまり出会わないがOBとはあちこちで出会う。 学生は何カ所もある講演会場のどこかで講演を聴いているが、 OBはたむろっているためだろう。
入魂のポスター
今回は久しぶりに口頭とポスターの2講演。 講演内容はかなりマニアックなものなので、 せめて見た目だけでも目立つように、 ポスターはかなり気合いを入れて作った。 背景はもらったものだけど(笑)、 なかなかいい仕上がりになった気がする。 A0印刷のポスターは初めてだったので、 一応、記念写真を撮っておいた。
初日夜の部
初日夜は6時ごろから創作居酒屋<団欒 炎>でフライイングスタート。 チェックインを済ませた学生が合流するたびに乾杯するので、 かなりピッチが早くて、2時間ぐらいで、ヘロヘロ状態。 匂いを嗅ぎつけて、筑波の加藤くんと千葉の小田くんも合流してきて、 8時過ぎには10人ぐらいに膨れていた。
初日の夜の第2部
この写真のタイムスタンプは0時だけど、写真を撮ったことを覚えていない。 第1部で十分に呑んだし明日もあるので、 9時か10時ぐらいに第1部をお開きにしかけたら、 そのタイミングを狙うかのようにOBから合流の連絡が入って第2部突入だった。
同上
この写真もまったく覚えていない。 あわのねーさんはしっかりしているけど、 こっちは完全にアウト状態。 たぶん1時ぐらいにお店が看板でやっとお開きになって、 だいぶ危ない足取りでホテルまで帰ったが、 OBの田鍋くんがホテルの前まで送ってくれたのは覚えている。
同上
筑波の加藤くんが撮影したもの。 完全に酔いタンボ。
発表
自分の発表は2日目の午前だったけど、 二日酔いと寝不足で頭は働かないわ、 呑みながら喋りっぱなしで声は割れているわ、 何とも締まらない発表になってしまった。 学生はみんなちゃんと発表してたからよかったけど…
午後はホテルで仕事。 ネットが繋がるのは便利だけど、 仕事にも繋がるのが不便。
ライトアップされた岐阜城(稲葉山城)
岐阜だから岐阜城があるはずだけど、どこにあるのかなと思っていたらば、 たまたま、岐阜城のある金華山の麓まできてわかった。
観覧船待合所
そう、2日目の夜は、加藤くんの発案で、 鵜飼の観覧をすることになったのだ。 たしかに岐阜とくれば、<長良川鵜飼>は超有名だけど、 ぜんぜん考えていなかった。 初日の夜(第1部)で、加藤くんが、 “鵜飼いに行く人、手を挙げろ”って感じで、 予約なども加藤くんがしてくれた。 吉と出るか凶と出るか?
鵜飼観覧の乗合船(屋形船)
団体あるいは数グループで、こんな屋形船に乗って、 鵜飼する場所まで行くのだが、団体客なども相当いたようだが、 予想以上にきっちり段取りが組んであって、かなりスムーズ。 はじめて夜景モードで撮影したけど、結構よく写る。
飛雲丸
6時45分乗船。 飛雲丸に乗ったのは、ぼくたちが11人と、 6人ぐらいの家族連れの2グループで、気楽な感じ。
観覧船の前方と観覧船船長
最初の停泊場所に到着して、鵜飼の説明をする船長さん。
観覧船の後方と観覧船船頭
手前は“仲の悪い”(笑)3人組。
長良川
鵜が採る鮎が棲むぐらいにきれいな川らしい。
観覧船の待ち行列
停泊場所では観覧船がずらーと並んで停泊している。 そして待ち行列の先頭から、順次、鵜飼のデモンストレーションを 観覧するのである。 そして自分の順番を待つ小一時間の間に、 (持ち込みの)食事などで宴会をするシステムになっている。

心地よい風に吹かれて川船の上で呑めるなんて、 何年かぶりに至福の時?

“宴会”中
持参した食材などが不足だったので、 待合所で鮎の塩焼きや焼き鳥などを頼んだのが、 屋形船の名前を教えていたのに、 乗船までに届かず、ややボーゼン。 待ち時間に“宴会”のはずだったが、 鮎の塩焼きなどなしにショボクなってしまってたのだが…
ご到着
鮎の塩焼き、ご到着!!!!!
待合所から焼きたての状態で停泊場所まで届けてくれた。 みんな諦めていただけに、なかなかの演出だ、というか、 停泊所で届けるって言っておけよ。 乗船時に届くと思うだろう、ふつー(笑)。 早速、記念撮影。みんなも携帯で激写していた。
ご満足
ちょっとヤラセ気味だけど、鮎を頬張る仲むつまじい二人。
いよいよ本番
鵜飼船の先触れが来た。
いよいよ本番
鵜飼船の先触れが通り過ぎた。
いよいよ本番
鵜飼船の先触れが去る。
本番中
目で見ているとよくわかるが、鵜の動きが早いので、 なかなかベストショットが撮れない。
近づいた
鵜を引き上げているところ。
火の粉
観覧船がかなり近くに寄ってくれたので、 かがり火が熱くて、火の粉が飛んできたぐらい。
ほぼ満月と岐阜城
天気が心配だったが、そこそこの曇りで済んで、 ときおり雲間から満月も顔を覗かせた。
フィナーレ
小一時間あった鵜飼も終わり、いよいよフィナーレ。 長良川の両岸で多くの観覧船が居並ぶ中を、 川の真ん中に6艘の鵜飼船が勢揃いで、 なかなか壮観である。
店じまい
運よく、ぼくたちの乗った屋形船のそばに、 鵜飼船のうちの1艘が店じまいに停泊してくる。 鵜匠が鵜を一羽ずつ引き上げるところまで、 こと細かく見ることができた。

加藤企画は大成功で、 加藤くんもたまにはいいことをする (本人はいつもだ、と言っていた)。

二日目夜の第2部
大成功の鵜飼観覧は9時頃に終わり、 繁華街で再集合して、2次会というか、第2部スタート。 鵜飼のときはみんなほとんど呑んでいないので、 お酒の美味しそうな店に入る。
二日目夜の第3部
2次会もそろそろお開きのころ、またまた電話が掛かってきて、 黒田さんたち天文教育のグループと合流。 別の店に入って、看板になる2時まで続いた。 なぜか初日よりも遅くまで。
最終日
昨晩はそんなに呑まなかったけど、なにしろ連夜の睡眠不足で、結構フラフラ。 しかも最終日の午前中は、学生の発表や聴きたい講演が、 近い時間帯に4つもクァトルブッキングして、こんなことははじめて。 会場についてすぐ、プラズマA1セッションでジェットの観測などの話を2つ聴いて、 つづいてプラズマA2セッションでジェットの理論の話を1つ半聴いて、 さらに学生が発表する初期宇宙セッションに移動したら、講演が遅れている模様。 最初は学生の発表を半分聴いて別の部屋に移動するつもりだったが、 急遽順序を入れ替えて、先に高密度セッションの部屋へ行って、 学生の発表を聴いて、初期宇宙のセッションに走って戻った。 久しぶりに全力疾走(笑)。全員無事に発表終了である。
いやぁ、なかなかにハードな学会だった。