東アジア天文学国際会議@博多
(2007/10/08-12)

今年は国際会議や研究会の当たり年で、 10月から1月まで毎月1回は参加する予定だが、まずは学会の2週間後の10月第2週、 九州は博多で第7回東アジア天文学国際会議 East Asian Meeting on Astronomy が開催された。 この会議は東アジア地域で行われている天文学の国際会議で、 日本、中国、韓国などの各国で回り持ちで開催されているものだ。 ただ、観測がメインであることもあって、いままでは参加したことはなく、 今回も当初は参加するつもりはなかったのだが、今回はかなり大規模で、 電波、可視光、赤外、X線など、いろいろな波長帯での観測の将来計画などが いっぺんに聴けることなどもあり、参加発表することにした。
博多入り
10年かもっと前に九州大学で学会があって以来、久しぶりの博多だ。 参加登録やWelcome Partyがあるので、 本会議の前日から博多に入り、まずは博多駅前のホテルに投宿。 今回ももちろんネットが使えるホテルにしたが、無線LANがうまく繋がらなくて、 LANジャックにつながる無線アダプタを借り出す。 などとやってる間に、夕方になったので、ベイサイドの会場へ。
福岡国際会議場
ベイサイドは大規模に開発されていて、博多埠頭の近くに、 福岡国際センター、福岡国際会議場、マリンメッセ福岡などの 大型会議施設がたくさんできていた。今回は、その中の、 福岡国際会議場の5F国際会議室で会議が開催された。 なかなか立派な建物で、会議室も無線LANが使えるのはいいが、 足が不便なのが玉に瑕かなぁ。
南春也さん
登録デスクのところで、 インドネシアのヴィラミハルジャ・スハルジャさんと久しぶりの出会い。 ぼくが院生時代に留学していた人だが、日本が大好きで、 ヴィラミハルジャの和名−南春也−まで付けたぐらい。
ウェルカムカクテル
国際会議の場合は、移動時間がかかるので、たいていは、 本会議の前日夕方あたりに登録をかねてWelcome Partyが開かれる。 今回も18時から“ウェルカムカクテル”があった。 とくにオフィシャルな挨拶などはなく、適当に飲み始めていいので、 準備ができたアナウンスがあった段階で、早速ビールを開けて呑み始める。
オードブル
実はたいていのウェルカムパーティでは、 サンドイッチなどの簡単な軽食と、 ビールとジュース程度の飲み物ぐらいしかない。 今回も市内で美味しいものでも食べようかと思っていたが、 世話人の山岡さんからイイものを出すと聞いていたので、参加!  たしかに、オードブルやチーズや刺身など、 ウェルカムカクテルとは思えない豪華さだった。 バンケットへの期待も高まる。
喋まくる柴田台長
京大から鹿児島大に“出向中”の今田くんが連れてきた、 鹿児島大学の学生相手に、ノーパソを開いて喋りまくっている、 京大附属天文台長。喋くりが好きなのは生粋の箕面人だから。
中州
ウェルカムカクテルではワインなどいろいろ呑んだのだが、 お開きになったのはまだ9時前なので、 タクシー2台に分乗して2次会へ。
2次会
よくよく見たらば、学会の理事長や天文台公園の園長や天文台の台長や、 “長”の付く人だらけの2次会だった。 他にもプラネ業界や博物館業界のエライサンばかりで、 なかなかにビビリそうなメンツである。 しかも、あれだけ豪華なパーティの後で、 まだ焼き肉が食えるか、ふつう。 よく呑むわ、よく食うわ、 “長”は健啖家でないと勤まらないようだ。
歓迎の辞
元国立天文台の台長でいまは放送大学の海部さんが Welcome Addressをしているところ。 前日に登録時間が設けてあるので、 会議は初日から9時に開始。なんと学会よりも1時間は早いスタート。 でも、前日は1時過ぎまで呑んだにもかかわらず、 遅刻せずにちゃんと間に合う(当たり前?)。
ポスター×2
英語の口頭は苦手なのでポスター発表にしたが、 学会に続いて少し頑張って、2枚も出した。 A0版を作成するのは2回目だったけど、こうやって並ぶと、少し楽しい。
しかし、上には上がいるというか、今田くんは5枚も出していた。
ポスター×2
こちらは住友くんのポスターで、やはり2枚並んでいる。
しかし、上には上がいるというか、今田くんの名前の乗ったポスターは 10枚ぐらいあるらしい。
博多埠頭
空き時間を利用して、マリンワールド(水族館)へ行ってみることにした。 ネットで検索したら、会議場近くの博多埠頭から市営渡し船が出るようだ。 つぎの出航時間は15分後なので、慌てて埠頭に駆けつけたら…
なんと悪天候で欠航;; 小さな船なので、少し荒れただけで欠航するらしい。 ちょっとショックで呆然となって通りに出たらバスが居たので、 とりあえずホテルへ戻ることにする。
豆腐定食
博多駅の地下街でフラッと入った定食屋。 麺類が食べたかったが、いいのが見つからずに、豆腐定食にする。 揚げ出し豆腐も美味しかったが、小鉢についた シマアジの刺身が絶品だった。やっぱりここらは海の幸だ。
あ、ご飯はケチられたわけじゃなく、ちゃんと大盛りだったけど、 食べきれないので、最初から減らしてもらったもの。
カラシ明太子専門店
やはり地下街で見つけたカラシ明太子<ふくや>の直営店。 山口や福岡に来たときは必ずカラシ明太子を買うのだが、 ふだんは駅で適当なのを買うだけで、直営の専門店ははじめて。 専門店だけに、基本のカラシ明太子以外に、 ホタテやポテチやさまざまな明太子関連美味物産が並んでいて、 完全にパニック状態になってしまう。 地方発送は工場直送で、切れ子の家庭用パックだと送料も無料らしい。
マリンワールド
結局、かなり吹き降りの中、小一時間かかって陸路でマリンワールドへ。 マリンワールドのまわりは人もまばらで、中も閑散としていた。 それほど期待していなかったが、やっぱたいしたものないのかなぁ〜
アシカショー
と思ったら、ちょうどアシカとイルカのショーがはじまったばかりで、 ステージは満席状態だった。なるほど、館内が閑散としているわけだ。 ボールに椅子にキューピーに、だんだん難易度が高くなるが、 上手にお手玉をしていて、久しぶりに面白い。これはイイかも。
イルカショー
そして極めつけはイルカのショー。 これはすごかった。博多に行ったら必見だと思う。 ハイジャンプだけでなく、スクリュージャンプや背面ジャンプや 回転ジャンプなど、高級な技が繰り広げられて、撮影するのも忘れていた。 50年ぶりぐらいにドキドキしてきた。
ハイジャンプの頂上付近のショット。 狙ったわけではなく、ほんとに偶然に上手く撮れた。
海の中道駅
あまり時間がなくて1時間ほどでマリンワールドを後にする。 帰りも吹き降り状態で、海ノ中道駅に着いたときは、ズボンはびしょ濡れだったけど、 その甲斐は十二分にあったようだ。
夜の部
夜の部は天神へ。 何となくヨサゲな店に入ったら、予想以上によかった。 ゴマサバがなかなかに珍しくて美味しかった。 アジやサバなんかの青いサカナの刺身は、新鮮だととても甘い。
卒業生が途中までいたり、途中から合流があったり、 人が入れ替わるたびに乾杯していて、 夜の10時ごろなのになぜだかシャンパンで乾杯している。
波乗り三太
上の写真の店だが、(バンケットで近くまで行った)翌日の写真。 実は、上の写真の後は記憶がやばくて、 2次会(別の店)の途中までは覚えているが、 その次に記憶があるのは3時ごろだ。 幸い、ホテルの自室だったけど、着の身着のままで寝ていた(とほほ)。 黒田西はりま天文台公園園長の話では、タクシーに押し込むのが大変だったとか (とほほ)^2。ちょっとここまでつぶれたの久しぶりかなぁ。 でも、翌日はちゃんと朝から会議場へ(かなりヘロヘロだったけど)。
ツーショット
柴田さんが急にツーショットを撮ろうと言い出した。 男とツーショットなんて撮りたくないって断りかけたら、 “追悼文に使うためや”だと。“へっ!?”
どうやら、柴田さんは最近、友人知人の追悼文を書くときのために、 いろいろな人とツーショット写真を撮り始めているらしい。 仕方ないので、博多港をバックにツーショット。
ていうか、この人、自分が最後まで長生きするつもり満々だ。
博多港
この日は前日と打って変わって好天。 実は前夜の2次会で傘を忘れてしまい(呑み会ではじめてかも)、 雨降ったらイヤだなぁと思っていたが、よかった。 海が綺麗だなぁ。
志賀島とマリンワールド
とりあえず、博多埠頭の博多タワーへ登ってみる。 左に見えるのが、有名な金印の発見された志賀島。行ってみたいなぁ。 真ん中右の白いのが、昨日、陸路で行ったマリンワールド。 あの程度の雨風で欠航するなんて、どんな船だろうなぁ。
オーシャンライナー
結局、空き時間が短くて、志賀島までは断念。 マリンワールドまで片道30分ほどの船旅を決行。 ただし、行って、5分ぐらい上陸して、折り返し、同じ船で帰るだけだが。
波しぶき
さすがによく揺れるが、ちょっと楽しい。
リベンジ
海側からはイルカショーの観客席が見えて、 ちょうど昨日立っていたのが写真の真ん中へんだ。 晴れた日はマリンワールドも輝いて見える。
バンケット
さて、ウェルカムカクテルから推測される、期待のバンケット(晩餐会)である。 少し遅めの7時半開始で、場所は天神の西鉄グランドホテル。 地図で見たら、昨晩呑んだ場所のすぐ近くなのだが、 いったんホテルに荷物を置いて地下鉄で行ったら、 地下鉄から出たところで、迷ってしまう。天神恐るべし。
どうにか辿り着いて、まずは乾杯。 会場の広さにしては、人は少な目だが、ライバルは少ない方がいいだろう。
記念撮影?
一時間くらい飲み食いして、ちょっと落ち着いた頃、記念撮影モードに。 昨日の今日なので、かなり控えめに呑んでいて、まだぜんぜん素面。 もう黒田さんたちと呑むのイヤだと宣言したのに、 なぜか同じテーブルだったりする。
空前絶後のデザート
懇親会の料理、いままで出た国際会議の中でもトップクラスに美味しかったが、 さらに、かなりお腹一杯になった頃に、 ショートケーキ、チーズケーキはもちろん、チョコレートケーキ、 数種類のタルト、ワインゼリーにプリンなどなど、何種類ものデザートが並んだ。 しかもどれもホテルケーキで美味しい(と思う)。 とにかく、ワインゼリーとタルトは美味しかった。
こんなことは空前絶後で前代未聞である(絶後かどうかはわからんが)。 ふつうはこの1/3ぐらいしかないので、他の国際会議で過度な期待をもってはいけない。
博多一本締め
締めをしている世話人の山岡さん@九大。 ウェルカムカクテルとバンケットがとてもよかったです。 あ、違った、本会議もとてもためになりましたです。
2次会
バンケットは9時半にはお開きになったので、当然、つぎへ。 地元の学生さんの案内で、11人ほどで鳥料理の店へ入る。 もう食べるものは無理だったが、黒霧島だったっけ、 焼酎のボトルが空いていった。 飲兵衛ばっかり!?
博多名物の屋台
最後は数人で博多名物の屋台へ。 屋台が博多の名物なのは知っていたが、 たしかに(ちょっとだけ食べた)おでんは美味しかった。 予想外に博多はグルメの街だった!