長年の知り合いの米原厚憲くんとOBの北畠悦子さんの結婚式&披露宴があった。
結婚式は京都は西本願寺の聞法会館というところで、
披露宴は場所を変えて円山公園内の料亭左阿彌というところで、
どちらもとんでもないところで開かれたものだった。 米原くんは、京大の修士課程に在籍していたとき、 重力レンズ現象を修士論文のテーマにしたことから、 少し相談に乗って以来、十数年来の知り合いである。 悦子さんの方は、うちの修士を6,7年前に修了して、 その後、京都青少年センターでプラネの解説を数年して、 数年前に念願の小学校教諭に採用された。 さてさて、大変にいい“お式”ではあったが、 新郎が最初から最後までにやけきっていて(おそらく10/6以来ずっと)、 ふつうのコンパだったら、10回はタオルを投げつけて3回はケリを入れたと思う。 |
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新郎新婦のお出迎え 聞法会館の結婚式場入口で、参列者を迎える新郎新婦。 新婦は落ち着いた感じだが、新郎はすでにニヤケ顔。 |
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初の仏前結婚式 新婦の家系がお寺さんなので、 結婚式は仏前結婚式で、 新婦の叔父上が式を執り行われた。 仏前結婚式は始めてなのはもちろんだが、 さらに式場が西本願寺であるのだから、 かなり珍しい経験である。 |
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白無垢で入場する新婦 和風ということでか、まずは花嫁は白無垢である。 結構、重いらしい。 |
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親族紹介 仏前結婚式では、 雅楽のような楽がときどき流れたり、 神式の祝詞に対してお経を読んだり、 キリスト教の賛美歌に対して賛仏の教を読んだり、 記念念珠授与や焼香などがあった。 神式は親族だけで行うのがふつうだから、 親族紹介を見るのは珍しいだろう。 |
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記念撮影 小一時間の式後、西本願寺横の聞法会館から境内へ移動し、 国宝「鴻の間」にて参列者の記念撮影。 うろ覚えで怪しいが、桃山城にあった秀吉?の謁見の間を、 西本願寺へ移築したものらしい。 上座中央に対して、右に一段高いフロアのある書院造りで、 中央の秀吉を大きく見せるために、 絵や柱などが逆遠近法的に作られており、 周辺の襖絵にコウノトリが描かれていることから、 「鴻の間」と呼ぶ。 |
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ガイド付き国宝ツァー 記念撮影後、希望者には西本願寺のお坊さんの案内で、 本堂をぐるりと回る国宝ツァーがあった。 かなり寒かったけど、二度とないだろうから、参加。 もっとも雨が降って天気は悪かったが、 逆に底冷えがなかったのはよかったかも。 これは「鴻の間」の前に立つ能舞台。いまでも使用されているそうだ。 この反対の北側には、現存最古の能舞台も残されていた。 |
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新郎新婦 国宝ツァーを終えて戻ってきたら、 国宝「飛雲閣」で新郎新婦記念撮影をしていた (記念撮影の現場もツァーの途中に見れたが)新郎新婦と同時になる。 相変わらず、ニヤニヤの新郎。 この後、用意されたタクシーで披露宴会場へ。 |
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料亭の玄関 雨だったので、通りから玄関までの眺めは取れなかったが、 いやぁ、二度と来そうにない(来れそうにない)場所だ。 |
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新郎新婦のお出迎え 今度は披露宴ということで、改めて、 新郎新婦ご両親のお出迎え。
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披露宴会場 何となく一番乗りしてしまった。 最近の結婚式では、かなり人数の多い方だろう。
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ビッグ3 右から京都大学の嶺重慎さん、 筑波大学の梅村雅之さん、 東京大学の須藤靖さん。 米原くんが、京都を修了した後、 筑波大学や東京大学で研究員をしていたために、 この三方が招待されることになったわけだが、 日本の理論天文学を担う大物が居並ぶ、 これはきわめてレアなショットだと思う。 天文関係者8人が座ったこのテーブルは、 一番上座の来賓席にあたる場所だったが、 おそらく一番タチの悪いテーブルだったような。 |
新郎新婦入場 白無垢から打ち掛けになって、新郎新婦入場。
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高砂 高砂に落ち着く新郎新婦。
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主賓挨拶 嶺重さんが新郎側の主賓で挨拶。 結構手慣れたもので、お祝いの言葉やエピソードなどを上手に織り交ぜ、 ちゃんと笑いも取りつつ、上手い挨拶をしていた。 新婦側の主賓挨拶は勤務先の校長先生だった。
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鏡開き 純和風ということで、洋風のケーキ入刀に対して、鏡開きが行われた。
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乾杯の音頭 結婚式に限らずスピーチは大の苦手なのに、 乾杯の音頭を引き受けることに。 やけのやんぱちで、司会の人に、 30分喋ってイイかと言ったら、絶句されたので、 ちょっとだけスッキリした。 実際には数分だけ挨拶したけど。
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何か喋っている でも、いっぱいいっぱいで、 新郎新婦を着席させるのもの忘れている。
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乾杯 とりあえず、乾杯までこぎ着けた。 渡會くんに写真を頼んだけど、たくさん撮ってくれた。 この後、30分ほど、胃がキリキリしていた。
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ベストショット とはいうものの、地の利(高砂に一番近い席だった)を活かして、 とりあえず、新郎新婦の写真を撮影しにいく。 本日のベストショットかな。
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料理 料理も純和風の懐石で、 最初は祝い物が並んだ。 もうフルコースなんて到底食べきれないので、 いくつかはまわりの人の食べてもらった。
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花嫁お色直し退場 式半ばで新婦のお色直し。 放置される新郎にとことん呑ませてやろうと思っていたが。
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仕事する新郎 花嫁の留守を使って自分の仕事を紹介する米原くん。 まぁ、米原くんらしい。
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新郎新婦再登場 タキシードとカクテルドレスで再登場。
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記念撮影 洋風の式ではここでよくキャンドルサービスになるが、 今回は各テーブルごとに記念撮影。これはなかなかいいかも。
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花束贈呈 これはいいシーンである。 ぼくも欲しい。
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お返しのクリスマスプレゼント これもいいシーンである。 こっちも欲しいかな。
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余興タイム 余興タイムになり、正面の高砂席から横の席に移った新郎新婦。
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新郎側余興 米原くんの友人によるエクササイズ。 正面から撮れているのもあったが、武士の情けで顔は出さないであげよう。 というより、こんな写真、何枚も載せたくない・・・
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新婦側余興 悦子さんの友人による余興。 教育大出身者など大阪の人間が多いのだろう、 なかなか芸達者である。
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サプライズプレゼント 米原くんから花嫁への事前には知らせていなかったサプライズプレゼント。 式の細々した準備はほとんど悦子さんがしたのだろう。 でも、米原くんが 「学校が忙しい中、準備をするのをそばで見ていたから…」などと言うから、 “見てただけかい!”ととりあえず突っ込みを入れたら、 まわり中から、“ストップストップ!” “退場!”“コンパじゃないから”などなど、レッドカードが飛び交った。
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両親への手紙 式もお開きに近づいて、両親への手紙、 両家代表挨拶と続き、お開きとなった。
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盛大で豪華な一方、硬めではなく柔らかめのくだけた式で、 このところ忙しい中、久しぶりに楽しめた半日だった。 |