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Back To the Earth
はやぶさ−帰ってこい地球へ−完成試写会

臨時更新の理由だ。 大阪市立科学館で4月1日から公開する、 全編CGで作成された全天映画、 「はやぶさ完成試写会」を見たためである。

最初、宇宙作家クラブ経由で、試写会のアナウンスがあり、 どうしようかなぁ、と思っていたら、 天文学会に合わせた試写会もアナウンスがあって、 はてさて、どうしようと思っていたら、 天文教育普及研究会の後でも見せてくれるというので、 結局、そこで観覧したが。。。

これが期待を遙かに超えてすごかった、というかすごすぎた。

“地球は人類のゆりかごだ”という 宇宙旅行の父、ツォルコフスキーの言葉と共に、 地球の姿がアップされていき、 漠然と青い地球を眺めていたら; まず、のっけからイキナリ大ヅカミが来た。 大気を突き抜けてロケットが打ち上がるシーンが、 それだけでも綺麗なのに加えて、 丸い地球の下側から“下向きに”飛び出すのだ。 これはやられた感である。 慌てて暗い中、メモを取り始めた。

続いて、ロケット部がどんどん取れていき、 最後ははやぶさ単体で飛行を開始するのだが、 4基のイオンロケットのうち3基しか火が入っていない! 後で聞いたら、JAXAの吉川 真さんが、丁寧に監修したらしい。

その後、地球軌道を一周して、約1年後、 地球によるスイングバイを行うのだが、 スイングバイの狭いウインドウが非常に上手く表現されている。 ここも見所だろう。

さらに約1年半の長旅の末、ついに小惑星イトカワに到着。 第1回着陸の再現シーンもすごいが、 圧巻は第2回着陸のシーンだろう。

ラストのはやぶさ本体と再突入カプセルが 地球大気に再突入するまで、まったく目が釘付けだった。

終わった後に、一緒に見ていたメンバーと話したら、 みな口々に、まじで、泣きそうになったと言っていた。

2003年5月9日に内之浦より旅だったはやぶさは、 2010年6月に地球に帰還する予定である。