科学研究費(科研費)の社会還元事業のようなもので、
日本学術振興会が数年前から実施している
「ひらめき☆ときめきサイエンス−ようこそ大学の研究室へ」という事業がある。
現在、活躍している研究者と大学の最先端の研究成果の一端を、
小学校5・6年生、中学生、高校生が見る、聞く、触れることで、
学術と日常生活との関わりや、
科学(学術)がもつ意味を理解してもらうプログラムだそうだ。 昨年に引き続き、今年も、 うちの天文学グループ:定金・福江・松本で、この事業を実施した。 今年の募集タイトルは、「ブラックホールの正体に迫る」である。 昨年は宣伝の仕方なども足らなかったのか、参加者は少なかったが、 今年はタイトルも相まって、定員オーバーの16人が参加し、 飛び入りも数名あって、スタッフも熱が入り、いい感じである。 |
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最初のガイダンス。
今年もB棟の視聴覚室で実施。 初日は、この後、活動天体全般の概論を講義し、 観測の概要の講義があって、夜に観測実習。 ただ、天気があまりよくなかったため、 翌日のデータ処理は、前もって用意していたモノを使用する。 |
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2日目の実習中。 2人に一台のノートパソコンで、 活動銀河OJ287の明るさ(等級)を算出しているところ。 この後、光度曲線のグラフを書いて、 ブラックホール天体の明るさが急激に変化する原因を議論した。 | |
また2日目には、皆既日食の話も少しして、
是非、一度、皆既日食を体験するように勧めたりもした。 夏期の集中ゼミなどもあって、慌ただしい中、 なんとか、また一つ、夏の行事が終了。 2日目の昼休みの時間に、 参加者(高校2年生が多く3年生やその他も少し)と少し話してみたら、 本学の受験を考えている高校生もいた。 う〜ん、、、今回の、ひらめき☆ときめきサイエンスを受けて、 受験止めた、なんてことにならなければいいが(笑)。 |