日本天文学会秋季学会@山口
(2009/09/14-16)

「超臨界降着円盤から吹くブラックホール風のスペクトル→ 超光度X線源に対して超臨界降着円盤モデルを適用する方法の見直し」 日本天文学会2009年春季年会(2009/09/14-09/14)PDFファイル(1.7MB)

日本天文学会の秋季年会が、はじめて山口大学で開催された。 山口県は出身県なので、感慨深いといえば感慨深いけど、 でもまぁ、関西に住んだ期間の方が、ちょうど2倍になるから、 それほどでもないといえば、ないかもしれない。

ちなみに、事前に天文学会のMLのTENNETで、 山口県で必ず行ってみて欲しい場所として、 <秋芳洞>を宣伝した。 何人ぐらい行ったかなぁ?  絶対よかったはずだ。

SL

学会前日から山口(湯田温泉)入りしたのだが、 昼頃に京都を出て、適当な新幹線に乗った。 新山口駅からの山口線は本数も少ないし、後から考えれば、 時間帯からして、学会関係者に会うのは不思議ではなかった。 しかし、いきなり出会ったのが、それも乗り継ぎの広島駅で、 某Katoくんだったのは、今回の学会の最大の不幸である(笑)。
山口線では、中串くん@和大とも一緒になったのが第二の不幸である。 彼がテッチャンで、湯田温泉で、ちょうどSLと出会えるとのこと。 ぼくはとくに興味なかったのだが(子供のころ珍しくなかった時代)、 まぁ、お付き合いというヤツで、一緒に撮ったのが、この写真。
さらにこのSLから、院生の渡辺くんが下りてきたのが第三の不幸だった。

SL

SLを一所懸命に撮影する二人

前夜の呑み会

結局、夜は、この4人のメンツで呑むことになった(泣)。 さて、問題は、湯田温泉には店が少ないことだ。 湯田温泉は、だいたいが、関西の有馬温泉みたいなもんで、 貸し切りバスを連ねて慰安旅行にくるところだから、 もとより繁華街のようなものはない。 今回も、事前にぐるなびでチェックしたけど、 ほとんど店がヒットしなかった。 とりあえず、4人でぐるっと回ってみたけど、 なかなか適当な店が見つからなくって、結局、 ホテル地下の居酒屋に入った。 でも、そこで正解だったかも。
やっぱりこっち(山口)の刺身はうまい!!!
真っ黒な飲み会だったけど、女の子がいたら決して話せない、 中串くんのと〜〜てもディープな話が聞けた。
さらに、3人ほどで2軒目に行き、 よりディープな話をしまくって、 何時頃だかに、ほとんど全員が酔いつぶれた状態でお開きになった。

さて、学会初日である。

昨日のディープな飲み方が祟って、 午前中はめちゃめちゃローテンションだった。
今回は、まぁ、何というか見事に、 院生のトークや自分のトークなどが、 きれいにばらけて配置されていて、 毎日、午前にも午後にも、きっちりあるので、 忙しいことこの上ない。
午前中は、まず、院生の渡辺くんが天文教育のセッションで 第2回 宇宙(天文)を学べる大学の合同進学説明会について紹介。
午後も、発表を聞いたり、打ち合わせがあったりで、 びっしり詰まっていた。

惨状

昼過ぎに、ロビーの机でまじめに(!)計算などしていたら、 ペットボトルを倒して、この惨状。 ううう;;

夕方は、新しく企画している演習書について、 他大学の人と打ち合わせだったが、そろそろ、 いろいろな方面に動き出さないといけないだろう。

初日の夜

少し出遅れたせいもあって、 またまた店が見つからない。 まず、昨日に見つけておいた寿司屋に行ったら、 月曜日なので定休日だった(ありえない)。 その後もあちこち探し回るが、 すでにどこも(学会関係者で!)いっぱいで入れない。 小一時間も歩き回って、ようやく、 そこそこの居酒屋に到着。
この夜も真っ黒な飲み会;;
何年かに一度ぐらい、こういうことがある。 面白いことに、女の子がいるときには、 他大学の研究員やスタッフまで混ざってきたりするけど、 男ばっかりのときには誰も寄ってこない(経験的法則)。

2日目

今日も午前中から院生の発表があるので、早々と10時前には会場へ。 今日は院生の斉藤くんが、 光学的に薄いブラックホール風の観測的特徴についてトーク。 学会初発表だけど、何とか、無事終了、かな。
昨日の飲み会で、呑んでるところばかりじゃなく、 ちゃんと発表しているところもWEBに乗せてというリクエストがあったので、 珍しく発表風景の写真を撮った。 いや、毎回、ちゃんと発表してるんだけどね。あんまり面白くないし。。。

午後には、自分自身の発表で、 「超臨界降着円盤から吹くブラックホール風のスペクトル→ 超光度X線源に対して超臨界降着円盤モデルを適用する方法の見直し」 という、わざと長たらしくしたタイトルで(笑)、トーク。

しかし、何年やっても、学会の発表は緊張しまくり、まじで。 どっと疲れた。

二日目の夜

夜は、いつもどおりに懇親会はぶっちして、 湯田温泉から小一時間の某所で刺身三昧(笑)。

たらふく食ったり呑んだりして、そろそろ帰ろうかというころに、 懇親会に出ていた院生の渡辺くんから呼び出しが入った。 二次会に来るようにとのリクエストである。 え、今日はホテルでゆっくりゲームするつもりだったのに、 と思いつつ、ふたたび小一時間かけて、二次会の会場へ。

二次会

ようよう到着したら、懇親会と二次会を経て、 もう、しっかりと出来上がった人々がわんさか。。。。 まぁ、こっちも呑んでいたので、いつもどおり(?)、 森本おぢさんにハグしてたら、回りが引いてたけど(泣)。

3次会

30分ほどでその場所はお開きになり、さらに3次会へ。 わけがわかんないうちに、真夜中まで呑んでいた。

本夜のベスト(?)ショット

最終日

学会最終日の午前は、「高密度星」のセッションで座長である。 口頭講演(ロングトーク)が10本も続く、2時間の長丁場だ。 自分の発表は緊張しまくるが、座長の方は気を使いまくらないといけない。 時間配分はもちろん、接続不良の場合や、質疑応答へのフォローなど、 あれこれ、大変だ。 幸い、今回は、どの発表へも熱心な質問が続出して、 その点はとても助かった。

今回ほど、びっしり予定が入っていた学会も最近では珍しい。 事前に<秋芳洞>をあれだけ勧めておきながら、 ぼく自身は<秋芳洞>はもちろん、ホテルすぐ側の 「中原中也記念館」さえ寄る時間がなかった(悲)。 乗り換えの新山口駅で、 昼から地ビールを、ちょっとだけご褒美。