第3回“宇宙(天文)を学べる大学”合同進学説明会@大阪市立科学館(2010/06/12)

昨年に引き続き、今年も、 2010年6月12日(土)に大阪市立科学館で、 世界で3回目(たぶん)、 天文学に特化した合同進学説明会、 すなわち“宇宙(天文)を学べる大学”についての説明会を開催した。
昨年は新型インフルの影響もあって参加者が少なく、 今年はかなり広報に力を入れたが、その効果はあっただろうか(?)。

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10:00 受付開始
第1部■合同進学説明会〜宇宙(天文)を学べる研究室と先生の紹介
10:30 各大学の紹介 パート1
11:40 ランチ&ポスターセッション パート1
13:00 各大学の紹介 パート2
14:00 休憩&ポスターセッション パート2
第2部■天文講演会
15:00 
第3部■夜の部
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今年は、参加者と研究者の交流をより深めるために、 大学紹介時間はギリギリに切りつめ、 天文講演会も2つに減らして、 ポスターセッションの時間をできるだけ長く取った。

合同進学説明会のポスター(プログラム;0.6MB)

すっごくいい天気

9時少し前に科学館に到着。 受付の設営に加え、ポスターボードの設営や、 ニコニコ動画ネット中継の準備など、新しい要素も多く、 到着直後から、いやぁ、疾風怒濤の忙しさ。 力労働は学生が動いてくれるのだけど、 全体の調整を科学館の渡部さんと大わらわで、 10時30分に予定通り開始するまで、 椅子に座る時間もないぐらいだった。 まぁ、事前の準備を大ざっぱにしているから、 当然なんだけどね。
というか、今年は受付名簿をわざわざ印刷していたのに、 準備したものに限って、当日にもってくるのを忘れて、 結局、去年同様に、手書きの受付名簿になってしまった。

ようやく、10時40分、 大学紹介がはじまって、一息。 京都産業大学の米原くんがくっちゃべっている。

少し時間は遡るが

受付は10時からだけど、 10数分前には参加者がボチボチ。 出だしは去年よりはいいみたいだ。

うちのポスター

ビデオ撮りも斉藤くんがすたんばっている

合同進学説明会のポスター(大学紹介;4.8MB)

開始直前の会場

説明会開始の10時30分直前の段階では、 高校生&学生のリストが10人を超え、 昨年レベルに到達した。 ちょっと一安心。

大学紹介タイム パート1

ちょっと一休みしていたら、 大阪教育大学の紹介タイムになる。 前回までは司会を担当していて、 大学紹介は松本くんにしてもらっていたが、 今年は郡山での合同進学説明会の練習も兼ねて、 ぼくが大学紹介を担当することにした。 大学紹介タイムのパート1の司会は、 うちのOBで天文教育普及研究会近畿支部長の成田くん。

合同進学説明会のプレゼン(大学紹介;3.4MB)

ポスターセッション パート1

さて、メインのランチ&ポスターセッション。 ランチタイムなので、がらんとなるかと思いきや、 参加者も大学スタッフも適当にランチを取りながら、 ポスターの前はずっと誰かが居る状態だった。 うちのポスターにも、 高校の先生になりたい高校生とか、 大学院に関心のある大学生など、 そこそこにやってきた。
一日で、
・進学パンフレット40冊ぐらい
・研究室パンフレット40部ぐらい
・大学クリアファイル40部ぐらい
・大学オリジナルボールペン&シャーペン50本ぐらい
配布しただろうか。

ともあれ、あっという間に、 ランチ&ポスターセッションタイムは終わっていた。 また、 いろいろインタビューをしようと今年もICレコーダを持参したが、 このパート1では、あまり忙しすぎて、使う暇がなかった。

大学紹介タイム パート2

13時から大学紹介タイムのパート2だ。 パート2の司会は、 うちのOBで天文教育普及研究会近畿支部委員の有本くん。

うっかりしていたが、私立高校は土曜日も授業があったりする。 午後からの参加者もあって、最終的には、 高校生ら学生の参加者は40人 (内訳:中学生3、高校生32、予備校生1、専門学校1、大学生3) 先生や一般の参加者は26人となった。

ポスターセッション パート2

ふたたび、 休憩&ポスターセッションのパート2だ。 かなり人が群れているのがわかるかと思う。 専門的に言えば“光学的に厚い”(笑)。

パンフやクリアファイルを配ったり、 客引きをしたり、ようようインタビューをしたり、 あたりを走り回っているうちに、 やはりあっという間に、タイムアップ。

東京からわざわざ新幹線で来訪した受験生さんもいて大びっくり。 星ナビを見て知ったらしい。

と、朝はすっかり忘れていたが、 途中で思い出した夜の部のセッティングを柳澤くん(ipadもち)に頼む。 今日で一番大事(笑)。

天文講演会

最後のセッションは、天文講演会である。 天文講演会の司会は、科学館側の世話人で、 天文教育普及研究会近畿支部委員の渡部さん。

今年は大学紹介とポスターセッションなどに時間を取るため、 講演会は2つにした。今年の後援は、 大阪市立大学石原秀樹さんの「ブラックホールの物理学」と 大阪府立大学村岡和幸さんの「サブミリ波が描き出す新しい宇宙の姿」。

ニコニコ生中継

今回は新しい試みとして、 渡辺くんの発案でニコニコ動画のWEB生中継も実施した。 前半の紹介タイムもニコニコ動画でWEB中継していたけど、 天文講演会パートは双方向の中継をする。 2講演が終わった後で、質問タイム。 会場からの質問を受けるのと並行して、 ニコニコ動画の視聴者からの質問も受け付ける。

ブラックホール屋、勢揃い

ブラックホールに関する質問が殺到したようで、 会場にいたブラックホール関係の研究者が集められた。 ぼくも実は一番右に並んで立った。 “ブラックホールは役に立つか”という質問で、 左から順に答えていったんだけど、 回答の順番が一番最後で、 しかも司会の渡部さんからハードルは上げられるし、 (笑いをトルのに)もー、大変。

今回は、司会はしなかったので、 紹介タイムや講演タイムに内職しようと(笑)、 ノーパソ持って行ったけど、 いやまったくそんな暇なかった。 ホームページ用のメモを少し取ったぐらいである。

お待ちかね夜の部

世話人や学生や参加大学メンバーら、 14人で、懇親会へ。 いやぁ、この日のビールの美味しかったこと。 みんなも生樽でガンガン呑んでいて、 かなり大変な状態(笑)。 愛媛大から駆けつけた長尾さんのノリ突っ込みがえらくいいと思っていたら、 出身は大阪ネイティブだった(爆)。

轟沈、よねちゃん

昼過ぎに大学の用事が入ってしまい、 朝の最初に大学紹介をして、京産大に行っていたが、 夕方にまた会場まで駆けつけてくれた、米原くん。 呑み会でいじられに戻ってきたようなもんだけど、 さすがに疲れが出たか、珍しく轟沈。

というか、この時点で、6時から4時間以上呑んでいて、 こっちもかなりベロベロ。 結局、JR経由の最終近くで、同じく京都の有本くんと一緒に、 ふらふらで帰京した。

昨年の反省から、今年は徹底的に広報活動を実施した。 高校への案内文書はもちろん、ピンポイントでの案内や、 大学ホームページへの掲載、そして新聞・雑誌などでの紹介など、 世話人で手分けして、参加大学へも頼み、 かなり広範な広報活動を行ったが、 その効果はさすがにあったようで、 参加者は昨年の倍以上になった。
また昨年の反省から、プログラムも大幅に変更し、 2会場はやめて1会場にし、ブース形式もやめて、 大学紹介とポスターセッションで実施した。 それぞれ2パートにわけて交代交代に行ったので、 参加者も飽きず疲れずに楽しめたようである。
まぁ、何とか成功裏に終わったが、 もう少し時間をかけて丁寧に分析していこう。

校正後の追記というやつ:
この会の2週間後、郡山で同様の進学説明会があって、 この日に大阪まで茨城から駆けつけてくれた野澤さんに、 郡山でふたたび会ったときのこと: 「大阪ではお世話になりました。夜の部も楽しかったです。 あの日は1次会で失礼したけど、2次会は何時までやってたんですか?」 「えっ”(絶句)」。 どうも、この1次会の後に、ぼくも含め、何人かが2次会へ行ったらしい。 力無く笑うしかなかった。