全国同時七夕講演会@京都府立城南菱創高等学校

七夕講演3連荘の開始である。

昨年、世界天文年がらみで『全国同時七夕講演会』が実施されたが、 今年も実施することになった。 代表の柴田さん(@京大花山天文台)を焚き付けたのがまずかったかなぁ。 一ヶ月ぐらい前に、たまたま京大のゼミで顔を合わせたとき、 「まだ60ぐらいしか(講演が)集まってないんや」って、 柴田さんがぼやくんで、 「いやぁ、去年の半分集まればいいと思ってたし、十分じゃないですか」 と元気づけたが、 最終的には80カ所近くで実施されることになったようだ。

んで、今年は新たに、『七夕出前授業』なんてのも始めやがって(笑)。 『全国同時七夕講演会』は日本天文学会が主催の全国的イベントで、 『七夕出前授業』は京大と京都府教委の連携事業だが、 根っこはどっちも柴田一成(呼び捨て!)である。 ぼくも京都に住んでいるし、協力の呼びかけがあったときに、 うっかり手を挙げてしまった。
何十カ所かの小中高から出前授業の希望が出て、 高校なら話せる素材はいろいろあると思い、時間や場所の関係で、 京都府の南部にある城南菱創高校に行くことになった。
いったん大学に行って会議を2つこなした後に、昼から向かったが、 久しぶりの近鉄奈良線?京都線に乗った。 暑い日だったしノーパソももっていたので、 担当の先生が来るまで送迎してくれたのがとてもありがたかった。
「こだわり学」という授業時間に話してきたが、 一風変わったゼミ形式の時間タイムで、 講演というよりはサイエンスカフェ的な雰囲気になった。 最後は、ドラえもんのどこでもドアの“裏側問題”について議論になり、 一方通行面だというユニークな意見ももらった。 時間切れでドア(ワープ面)は球状だという持論を話せなかったが、 一方通行面も面白いので、どっかで使おう(笑)。

当日は京都新聞の方も取材に来ていて、記事になったそうだ。 (京都新聞、取ってないんで、ごめんなさい;笑)。 後日、ネットで見つけたもの。

担当の先生(大教の出身だった)から写真を数葉もらった。 まぁ、ゼミ形式で時間も50分だったので、とくにテーマを設けず、 最初は旬ネタのはやぶさの(成果であるイトカワの)話をしたが、 これはイマイチだったようだ。

ところで後ろ姿でわかるように、この学校、共学なのに、 女の子の割合が異常に多い。

メインのパートでは、先生も生徒もSFやアニメが好きだということで、 SFアニメの天文学(だいたい、送迎の車でエヴァがBGMにかかってるし;笑)。 これはドラゴンボールの界王星の正体について話しているところ。
最後の方で少し時間があったので、 ひので衛星が撮った太陽像の動画を見せたけど、 これは面白かったみたい。 粒状斑のムラムラとか黒点周辺のエヴァーシェッドフローとか、 気持ち悪がっていた。

マヤ暦の2012年問題とか、どこでもドアとか、 あれこれ、とりとめなく話しているうちに時間になった。