第1回 天文宇宙検定 大阪会場@大阪国際大学守口キャンパス(2011/10/09)

昨年の暮れから、ちょっと(かなり)大変だった「天文宇宙検定」の 第1回検定試験が、無事(?)実施された。今年は3級と2級のみ。 ちょうど連休の中日だったし、検定試験というものを見聞したこともないので、 気晴らしも兼ねて、大阪会場へ見学に行ってきた。 試験開始前や試験後などに受検者のインタビューをしたり、 受検者や会場の雰囲気や本部の運営状況を見学した。

鴨川三角地帯

秋晴れのいい日和である。 10時半ごろに家を出たが、鴨川の三角地帯にも、 もう親子連れとか遊びに来ている人が多い。 はぁ〜、こっちも遊びてぇよお。

試験会場

大阪国際大学ははじめてで、乗り継ぎとかワタワタしながら (一回間違えた)、何とか辿り着いた。

受付開始が12時30分のところを12時には会場に着いたが、 すでにかなり多くの人が集まって、公式テキストを復習していた。 試験本部の人は9時ごろには来ていたそうだが、 その段階ですでに到着していた人もいたらしい。 たしか、島根から夜行バスの人だったかな。 その他、四国から来た人とか、結構、遠方から受検しに来た人もいた。

3級試験会場入り口

試験会場は5教室ぐらい設営してあったが、 その一つの入り口。 席次表の字が少し小さかったかなぁ。

開始直前に駆け込んできた小学生もいて、 あそこらへんだぁ〜! とか場所を教えてあげた(笑)。

3級試験開始30分前

3級試験の開始30分前に試験官(派遣さんみたい)が 会場へ問題用紙を持ち込んだところ。

試験会場は重苦しい雰囲気はないものの、センター試験みたいなイメージだ。 机に置いていいのは袋から出したティッシュだけとか、 事前の諸注意もだいたい同じで、 2級のときは、体調が悪い人に別室受検も臨時に生じた。

開始直前

席はかなり埋まってきた。欠席者はほとんど居なかったらしい。

2級試験開始直前

2級試験だけ受検する人も少なくなかったようだが、 この部屋は併願者が多かったようで、さほど人数は変わっていない。

全般的には30代ぐらいの受検者が多かった。 意外だったのは女性の受検者が3級では非常に多かった点で、 ミクシーなどでも情報が流れていったようである。

自分の成績

さて、試験中はどうせヒマなのはわかっていたので、 試験本部で同じ時間帯にぼくも試験をしてみた。 (試験なんて大学院の試験以来30年ぶりぐらいで、楽しかった?)
その場で採点してみたところ、成績は、
3級:所要時間20分/50分、誤答5問/80問、92点/100点
2級:所要時間20分/50分、誤答5問/80問、93点/100点
となった。 専門家でしかも試験問題は事前に知っていたアドバンテージを考えると、 3級はほぼ満点、2級で2,3問間違えるくらいと想定していたので、 ちょっとダメダメ感である。 3級2級ともにケアレスミス(問題の読み違えや記入間違え)で 誤答したのが2問ずつあったが、3問ぐらいはホントにわかんなかった (2級では天文学史がかなりダメだった)。
なお、成績はほぼ同じになったが、これは専門知識があるためで、 今回、続けてやってみてよくわかったが、 3級と2級の試験問題のレベルや傾向は、はっきり違う。 ☆印の問題も、計算や引っかけなど、他の問題よりは、やはり手間がかかった。 そこらへんのレベル調整はうまくできていたと思う。 後で聞いた学生の感想でもだいたいそんな感じだった。 ただ、3級でも、難しかった・時間が足りなかったという人もいたので、 そこらへんをどうするかは今後の課題である。 また30代とか40代はネットで情報を入手できるが、 年配の情報弱者向けの告知も今後の大きな課題だろう。

一日がかりだったが、検定試験ってはじめてだったので、 なかなか興味深く面白い体験だった。