第3回 2012年金環日食講習会 in 大阪@天王寺キャンパス(2012/04/28)

年度が変わり学生も入れ替わって、いよいよ臨戦態勢である。 日食に向けての研究室ミーティングも何度目かを行って、 観測の方法や観測ポイントへの配置もだいたい決まり、 後は日食直前の最終ミーティングをするぐらいだ。 金環日食まで一ヶ月を切った4月28日(土)に、 天王寺キャンパスで第三回目の日食講習会を実施した。 さすがに3回もの講習会は大変だったかなぁ。 ブラックホール理論屋のぼくがここまで関わるとは、 自分でも予想外だったが、 太陽(日食)はなかなかに魔性である(笑)。

さて、定員いっぱいの参加だった第二回に比べると、 今回はそれほどでもなく、事前の申し込みは60名ちょっとで、 部屋の規模からはちょうどよいくらいにおさまった。 殺到して定員を超えることを危惧していたが、 新年度早々の忙しい時期だったためか、 あるいは日食の情報がかなり浸透したためか、 理由はあまりよくわからない。 当日の飛び入りや欠席者の差し引きで、 最終的には67人(+世話人関係が10人)となり、 部屋的にはちょうど満杯ぐらいの感じになった。

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12:00 受付開始
13:00 挨拶および事務連絡
第1限 金環日食と太陽に関する講義
13:10 2012年金環日食の概要(講師 大西浩次 長野工業高等専門学校)
14:00 休憩
(この前後、晴れれば太陽投影)
第2限 日食観察に関する実習実演や教材紹介
14:30 太陽の話と宇宙天気予報(講師 時政典孝 西はりま天文台)
15:10 金星の太陽面通過(講師 大西浩次、時政典孝)
15:30 質疑・コメント・その他、意見交換や情報交換
16:00 終了予定
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日食講習会ポスター

ギンギラギン

朝起きると、まぁ何とも快晴である。 本番でもこれぐらいギンギラギンに晴れて欲しい。 3回目なのでこちらも慣れてきて、 朝方に少し仕事した後、ゆっくり天王寺へ向かった。 天王寺キャンパスに着いたのは10時半近くだった。

中央館215教室

お馴染みの215教室。 今回は大西さんと時政さんにお任せの予定で、 パソコンも持ってこなかった。

ピンホールシート

今日は日差しも強く、ピンホールが綺麗に投影できる。

太陽投影中

晴れているので、開始前の時間に、 小倉くんが小型望遠鏡で太陽を投影しているところ。 そこそこに黒点がみえて好評だった。

太陽投影中

わらわらと参加者が見ている。

開会直前

会場もいい具合に埋まっている。

大西さんのレクチャー

大西さんが日食の概要を話しているところ。 画面が暗くてわかりにくいが、 “ガリレオ博士”の服を着ている!

大西さんのレクチャー中

大西さん、もうノリノリだった。

ゆびピンホール

休憩時間を兼ねての実習デモンストレーション。 ゆびを組み合わせるだけで、ピンホールになる実演中。

小型望遠鏡と太陽投影板

並行して、2台の小型望遠鏡で太陽の投影も実演中。

大人気

でも、大西せんせ、大人気(笑)。

時政さんのレクチャー

後半は時政さんのレクチャーで、 太陽と地球の関係、宇宙天気予報についてである。

閉会後

よく晴れていて、屋外での実演などに時間をかけたので、 予定を10分ぐらい超過して終了した。 閉会後も何人もの人から熱心に質問があって、 30分以上居ただろうか。5時少し前に、ようやく散会。

お待ちかね夜の部

世話人や学生など11人ほどで打ち上げに。 暑い日だったし、夕方から喉が渇いていただけに、 今日も生ビールが美味しい!  前2回と同様、今回も5時から飲み始めたが、 ジョッキがバンバン空いていく(笑)。

そろそろ次へ

遠方まで帰る人もいるので、とりあえず、 1次会は8時で終了(と言っても、3時間居たわけだが)。 この後、7,8人(もう人数が数えられていない)ぐらいで、 2次会へ。 さらに11時ぐらいまで3時間も呑んでいて、 ギリギリ終電セーフだった。