科学研究費(科研費)の社会還元事業のようなもので、
日本学術振興会JSPSが数年前から実施している
「ひらめき☆ときめきサイエンス−ようこそ大学の研究室へ」という事業がある。
現在、活躍している研究者と大学の最先端の研究成果の一端を、
小学校5・6年生、中学生、高校生が見る、聞く、触れることで、
学術と日常生活との関わりや、
科学(学術)がもつ意味を理解してもらうプログラムだ。 うちで実施するのは今年が6回目で、 今年は 「光と色を武器に、ブラックホール天体へ挑もう!」 というタイトルで、福江・松本が実施した。 今年は定員20名に対して、ちょうど21名の申し込み+ 小学生と中学生の見学者が計2名で、ほどよい人数になった。 今年は同時期に、サマソニ・あべの科学博・SSH西はりま天文台・CSTなど、 たくさんのイベントが重なり、TAの確保がちょっと大変で、 研究室の学生だけでは足りず、2回生にも応援を頼んだ。 |
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レディ、オール
今年はC1-303講義室を中心に実施。近場で便利だった。 前日には準備万端で、後は本番を待つばかり。 |
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満員御礼
参加者21人+TA5名で、ほぼ満員御礼状態である。 |
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実習1 星のスペクトル分類
例年はまず最初にブラックホール活動天体の講義をするが、
光とスペクトルを先にした方が講義も理解しやすいと考えて、
今年は順序を入れ替えた。 |
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実習1 星のスペクトル分類
さぁ、上手く並んだかな? |
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スーパー小学生
上手に出来た人へのご褒美に、百均でお菓子を用意していたのだが、
パーフェクトが5,6人出てアワテタ。
完全正解の人には2個、その他の人には1個の参加賞(笑)。 |
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1限目の講義 光とスペクトル
自己紹介タイムを挟んで、 天体の光と色とスペクトルについて、実習の解題も含め、解説。 今年は複数のカメラで写真を撮ったので、写真は豊富。 |
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2限目の講義 ブラックホール活動天体
少し休憩を挟んだ後、ブラックホール活動天体についての概論講義。 スペクトルの話を先にしておいたので、たぶん、わかりやすかったと思う。 |
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ガイドさん
生協レストランへ夕食に行く途中に、大学案内を。 今年のガイドさんは塩田くん。 |
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夕食
生協レストランで歓談しながら夕食を取った。 いままでは一人ごとの食事だったが、どうにも手に余ることが多く、 今年は相談して、ビュッフェスタイルになった。 食事の量が選べるのはもちろんいいが、予想外の効果は、 固定席でないので、入れ替わり立ち替わり話せることだろう。 高校生同士もよく話せて仲良くなっていたみたいだ。 |
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星座早見盤
夜は松本先生へタッチして、明日も5時起きなので、 今年は早めに引かせてもらった。 まず、いったん教室へ戻り、 星座早見盤の製作から。 |
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小型望遠鏡@テラス
夕方までは曇っていたが、夜はそこそこに晴れて、 夜の観測会も実施できた。 |
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2日目午前
2日目はマカリを使っての測光実習である。 まず測光観測について簡単な説明があった後に、 とりあえずマカリを立ち上げて、サンプル画像を呼び出しているところ。 一台のノートパソコンに参加者が2〜3名+TAが1名ぐらいで、 8班にわけてで実施。 今年はTAが少なかったので、ぼくもはじめて(笑)マカリの操作を覚えた。 |
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昼食
昨日の夕食、ちょっと足らなかったが、今日はなぜか多い。 |
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集合写真
講義室は少し狭いし、外で撮るのも暑いので、 昼食後、レストラン内で記念写真撮影。。 |
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お持ち帰り
余った焼きめしやスパゲッティなど、パックで持ち帰らせてもらった。 観測組の夜食や寮生の晩飯などに収まったようだ。 |
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2日目午後 OJ287の光度曲線
午後はいよいよマカリのアパーチャーフォトで、 OJ287の相対測光実習である。 対数はまだ習っていない高校生が多いが、 松本先生が上手に説明して、みな対数計算している。 |
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議論中
一通り解析が終わり、各班の測定結果を報告してもらって光度曲線のグラフを描き、 グラフから読み取れることを発表してもらったところ。 |
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未来博士号授与式
さて最後は、重要だが些か恥ずかしい(笑)、未来博士号の授与式。 |
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未来博士号授与式
人数が多いので、松本くんと半分ずつ手渡し。 |
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全日程終了
今年も無事、全日程が終了した。 このうちの何人かでも、縁があるといいけどね。 |
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ワンモアピリオド
今年は終了後、スタッフやTAと記念写真を撮影する高校生や、 握手をする高校生が続出。こんなのははじめてだが、 ちょっと嬉しいシーンだった。 |
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打ち上げ
手伝ってくれたTAと八尾で打ち上げ。味楽という店だったかな。 連日の猛暑でビールが美味しいこと美味しいこと。 でもさすがに疲れもたまっていたので、 8時ぐらいまで呑んで珍しく1次会だけで解散した。 お陰で、変なとこで最終にならずに、まっすぐ帰宅できた(笑)。 |