さて、半年ぶりの学会は、仙台である。
震災の年の秋に予定されていたが、さすがに難しく、
その年は鹿児島に振り替えとなり、今回の開催だ。
久しぶりの仙台だけど、中途半端に遠いんだな、これが。
飛行機でも1時間早いぐらいだから、もちろん、地べたで行くけど、
5時間ぐらいはかかるし。
もっとも、飛行機キライだから、国内でも以前は、
鹿児島や宮崎も仕方なしに飛行機乗ったけど、
さくらが走り出してからは、いまは鹿児島も地べただし、
後は北海道だけかな、飛行機乗るとしたら。 初日の午前から学生の発表があるので、 学会前日の9日(月)に仙台まで移動 (学生は朝イチの飛行機らしい)。 昼頃のチケットを取っていたけど、いつもどおりに、 朝早く目が覚めてしまい、道中の新幹線でするつもりだった、 投稿論文の改訂を済ませて再投稿までしてしまう。 "Photon Surfing and Magic Speed Revisited: Translucent Effect" というタイトルで、輻射抵抗によって終端速度が生まれるという、 Icke (1989)の研究を、半透明なガス層雲へ発展させたモノ。 レフリーコメントが珍しくクレームもなく、気持ちよく改訂できた。 もっともこれでは午前中に中途半端に時間を余してしまうので、 ホテルが2時からチェックインできることを確認して、 3時間ほど早めの列車に乗ることにした。 今回は、論文改訂(これは済んだ)、演習書の修正、 故郷の新聞のエッセイ、すばる解析ソフトMakaliiの練習、 学生のプログラムのチェックや修正、 球対称輻射輸送の勉強、などなど、山ほど宿題を抱えていくので、 久しぶりに、移動書斎@新幹線と別荘書斎@ホテルで仕事しよう (もちろん、ホテルライフも楽しむけど)。 実際、新幹線やホテルは、邪魔が入らないし、気を取られるものもないので、 大学や自宅のふだんの机と気分も変わって、案外と仕事が捗る。 ちょっと残念だったのは、切符を取り替えたので、 窓際が取れなかったことだ。バッテリーが保たないなぁ。 夜中に学生から旅のしおり(笑)がアナウンスされた。 今回、学生の発表は4人と多く、 発表しない学生も数人は参加するとは思っていたが、 なんと、院生9人+学部生2人の計11人も参加するらしい。 遠いし大変だからと思うが、むしろ、 遠いからこそ、このチャンスに、となったのかな。 ちゃんと、初日の夜のセッティグも済んでいるようだ。 |
|
長っ鼻
今回は、マニュアル撮影の練習のため、 ミラーレスを持参することは決めていたが、 直前まで迷ったのが重い望遠レンズだった。 朝も、入れたり出したりして、悩んだが、 結局、持って行くことに。 せっかく持参したので、早速、京都駅のホームで 新幹線の鼻を撮ってみた。別にテッチャンじゃないけど。 |
|
連結連結
東京駅で乗り換えたのが、 はやぶさとスーパーこまちの連結新幹線。 ちょうど連結部分を通りかかったので、激写(笑)。 他にもいっぱい撮影していた。 切符を交換したときに300円ほど追加取られたけど、 そっか、はやぶさって、仙台まで30分ほど早いんだ。 |
|
車窓
はやぶさの方は窓際の席が取れた。
せっかくなので、若干まだ暑い日差しを浴びながら、
ブラインドを上げて車窓の景色を撮ろうと思うが、
いやぁ、何も面白そうなオブジェクトがないよ〜。 |
|
車窓
こっち(東日本)は滅多に来ないので、 車窓を眺めてシャッターチャンスを探しているうちに、 そろそろ仙台に着きそうだ。うーん、移動書斎のはずだったけど。 どんなオブジェクトを期待してたかって? たとえば、遠くの空の上を光る物体が飛んでたり、 笑う老婆が新幹線と併走してたりとか、あれば面白かった。 |
|
仙台駅
数年ぶりだが、こんなに広かったっけ。 もしかしたら大改装したとか。 実際、駅前の“2階ベース”にある歩道橋網、 一部が工事中で、宿泊先のホテルへ行くのに難儀した。 |
|
ホテルモントレ仙台
歩道橋が通れなくて中を通らせてもらった、 駅そばのホテルメトロポリタンも立派だったが、 ホテルモントレ、何、この古風な佇まいは。 駅に近いだけで予約したホテルだが、 なにげにすごい。 |
|
アンティーク
部屋もベッドも広いけど、 もっとも驚嘆したのが、床が木なんですけど。 さすがに木張りの床ははじめてだった。 家具もすべて木製でアンティークだし。 ホテルモントレ自体は全国チェーンっぽいが、 仙台のやつは、もともとが、 何か由緒あるホテルなんだろうか。 とまれ、まだ2時半! とりあえず、まずはメールをチェックしよう。 おおう、たくさん入ってる。 それはどうでもいいから、さて、天気もいいし、どこ行こう。 あれ、別荘書斎@ホテルはどーなった? |
|
るーぷる仙台
京都にもあるけど、観光客用の市内循環バス。 ちょっとオシャレで、運転手さんの観光ガイド付きだった。 さて、どこに行こうかと思いつつ、ルートを眺めていたら、 月曜日は多くが休館らしい。 |
|
瑞鳳殿
ほぼ一択で、伊達政宗の墓所、瑞鳳殿前で降りた。 |
|
聞いてねぇ! 高っ!!!
えええ、小高い丘ぐらいに思っていたけど、 ほとんど山じゃないの。いやぁ、まいった。 途中で休みながら上ったが、上った感じでは、 大阪教育大学の山登りぐらいはあっただろう。 |
|
二股道
ここで2/3ぐらいだろうか、 左の道を上がって右の道から降りる。 行きも帰りも、ここで一休みした。 上が行きで下が帰り。 |
|
瑞鳳殿
草臥れて朦朧とした状態で、 いっぱい写真を撮ったけど、 写真でわかる瑞鳳殿! 帰りはタクシーでホテルへ。 |
|
杜の都の夜
さすがに仙台は大きい街で、駅ナカや駅近辺のホテルなど、 いろいろと食べ処が多い。 和食も美味しそうだったが、どうにも量が多そうで、 結局、駅地下のイタリアンに入る。 これはほろ酔いメニューで選んだプレート。 |
|
杜の都の夜
ほろ酔いメニューだけではちょっと足らないので、 もう一品ほど頼んだ前菜。少し多かった(笑)。 まぁ、明日からがハード(おそらく)なので、 ビールやワインは少し控えめに。 |
|
ホテルバイキング
ゆうべは早くに寝たので、初日の朝も5時過ぎには目が覚めて、 ゆっくりと朝のホテルライフである。 ホテルモントレは、有料で少し高めだが美味しそうな和洋バイキングがある。 あまりお腹はすいていないが、明日などはもっと食べられないだろうし、 ちょっと頑張って食べに行った。 |
|
東北大学川内キャンパス
うーん、東北大学は久しぶりで、 このキャンパスも覚えがないから、 もしかしたらはじめてかなぁ。 … それもそのはず、理学部は相変わらず青葉山の方に健在だった。 |
|
会場
10時過ぎぐらいに学生が全員無事到着。 総勢11人にもなるから、 天文教育のセッションをジャックした感じ。 |
|
学会デビュー
発表風景を撮影したことはあまりないが、 今回はミラーレス持参でマニュアル撮影を練習中なので、 暗い部屋の中でどれぐらい写るかショット。 塩田くんは、教科書における日食の取り扱いを調査した報告だが、 質問にも適切に答えられていた。 富田さんはスマホを使った教材開発だが、 こちらも実演したり、質問なども無難にこなす。 というか、服装をばっちり決めてきたらしい(笑)。 |
|
望遠の練習
小倉くんのときは、部屋の後ろに座って、望遠の練習。 ISOは1600にしているが、暗い部屋でも案外と写るもんだ。 |
|
初日夜の部 パート1
学生と合流する前に、5時からプチミーティング。 秋刀魚の刺身+骨せんべいが超美味だった。 |
|
初日夜の部 パート2
7時前に仙台駅で待ち合わせて、 富田チョイスのお店へ。 もう、後はいつも通りのどんちゃん騒ぎ。 クリームチーズの味噌漬けとか、 味噌を使った料理がとても美味しかった。 |
|
綺麗どころ?
いちおう、綺麗どころということで。 |
|
サプライズイベント
ぼくも事前には知らなかったが、竹中さんと梅津くんの バースデーサプライズ。 みな、顔が真っ赤なのが、やや(かなり)異様。 |
|
せきねさん
お店のスタッフ、せきねさんと記念写真。 |
|
初日夜の部 パート3
こっちは5時から呑んでいるので、 もう結構へべれけで、2次会へ突入。 |
|
し・あ・わ・せ
満ち足りた寝顔。 この少し後に、JAXAの阪本さんが何故か乱入。 阪本さんの年齢を聞いて、学生はこけていた(笑)。 若くみえるからなぁ。 初日の夜は12時にようやくお開き。 |
|
ホテルバイキング2
2日目の朝はゆっくり起きた。 ホテルの朝食が美味しかったし、 できるだけ遅めにブランチ的に食べに行った。 ふだんは絶対こんなに食べられないけど。 |
|
青葉城址より
まぁおそらく仙台に来るのは今回で最後だろう。 午前中に少し時間を取って社会見学することにした。 |
|
AR展示?
いまごろはこんな展示があるんだ。 おそらくAR(拡張現実)だと思うけど、 土台(地面)の模型があって、土台自体には何もないが、 周囲に置いてある窓を覗くと、いろいろな建物が 浮き上がる仕掛け。 |
|
2日目
青葉城址を社会見学した後は、 会場へ行って、いま執筆中のテキストの打ち合わせミーティングなど、 きっちりお仕事モード。 また夕方もホテルで少しお仕事。 |
|
2日目夜の部 パート1
2日目の夜も、富田チョイスで、グッドなお店、東家へ。 小さいお店だったが、本マグロ、牛タン、そして極めつけは、 鶏からのタラコ詰めが超美味。 |
|
ゲスト
何故か、せきねさんがゲストで居たりする(笑)。 増本ジョブらしい。 2日目の夜は、もう一人、 筑波大の日本語が達者なアレックスがゲスト参加。 北海道の研究会で小倉くんと知り合ったらしい。 学生は同い年ぐらいと思ったみたいだけど、 見かけ通りちゃうよ、とぼくが言って、 実際に歳を聞いて、またまたこけていた。 結婚しているのを聞いて、さらにこけていた。 |
|
オサケ
オサケもものすごくいろいろ置いてあった。 アレックスが日本酒大好きで、大将オススメの、 あちこちの地酒を飲み比べる。 |
|
2日目夜の部 パート2
2件目は、せきねさんに教えてもらった、 ワイン居酒屋、大魔王へ。 お店の名前は焼酎みたいだが、 ワインも料理もとびきりだった。 |
|
カウンター
スタッフが注ぎやすいように、 U字型のカウンターバーになっている。 ぼくも中に立って注いで廻った;; 気温もちょうど気持ちよく、入り口は開放状態。 |
|
ワインワインワイン
2件目だったし、人数が居た割には、 それほどボトルを空けたわけじゃなくて、 白・赤・ロゼぐらいだったと思う。 どれも美味しかったが、 これはロゼのスパークリング。 |
|
杜の都の夜は更けて
2日目の夜は12時半ぐらいまで呑んだだろうか。 日本酒にワインが続き、ホテルに帰ったら、 着替えたのも覚えずに爆睡だった。 最終日は、さすがにオサケが残って、役に立たない一日となった。 |