日本天文学会秋季年会@東北大学
(2013/09/09-12)

さて、半年ぶりの学会は、仙台である。 震災の年の秋に予定されていたが、さすがに難しく、 その年は鹿児島に振り替えとなり、今回の開催だ。 久しぶりの仙台だけど、中途半端に遠いんだな、これが。 飛行機でも1時間早いぐらいだから、もちろん、地べたで行くけど、 5時間ぐらいはかかるし。 もっとも、飛行機キライだから、国内でも以前は、 鹿児島や宮崎も仕方なしに飛行機乗ったけど、 さくらが走り出してからは、いまは鹿児島も地べただし、 後は北海道だけかな、飛行機乗るとしたら。
初日の午前から学生の発表があるので、 学会前日の9日(月)に仙台まで移動 (学生は朝イチの飛行機らしい)。 昼頃のチケットを取っていたけど、いつもどおりに、 朝早く目が覚めてしまい、道中の新幹線でするつもりだった、 投稿論文の改訂を済ませて再投稿までしてしまう。 "Photon Surfing and Magic Speed Revisited: Translucent Effect" というタイトルで、輻射抵抗によって終端速度が生まれるという、 Icke (1989)の研究を、半透明なガス層雲へ発展させたモノ。 レフリーコメントが珍しくクレームもなく、気持ちよく改訂できた。
もっともこれでは午前中に中途半端に時間を余してしまうので、 ホテルが2時からチェックインできることを確認して、 3時間ほど早めの列車に乗ることにした。 今回は、論文改訂(これは済んだ)、演習書の修正、 故郷の新聞のエッセイ、すばる解析ソフトMakaliiの練習、 学生のプログラムのチェックや修正、 球対称輻射輸送の勉強、などなど、山ほど宿題を抱えていくので、 久しぶりに、移動書斎@新幹線と別荘書斎@ホテルで仕事しよう (もちろん、ホテルライフも楽しむけど)。 実際、新幹線やホテルは、邪魔が入らないし、気を取られるものもないので、 大学や自宅のふだんの机と気分も変わって、案外と仕事が捗る。 ちょっと残念だったのは、切符を取り替えたので、 窓際が取れなかったことだ。バッテリーが保たないなぁ。

輻射圧駆動風の臨界点について:非相対論的領域

夜中に学生から旅のしおり(笑)がアナウンスされた。 今回、学生の発表は4人と多く、 発表しない学生も数人は参加するとは思っていたが、 なんと、院生9人+学部生2人の計11人も参加するらしい。 遠いし大変だからと思うが、むしろ、 遠いからこそ、このチャンスに、となったのかな。 ちゃんと、初日の夜のセッティグも済んでいるようだ。

長っ鼻

今回は、マニュアル撮影の練習のため、 ミラーレスを持参することは決めていたが、 直前まで迷ったのが重い望遠レンズだった。 朝も、入れたり出したりして、悩んだが、 結局、持って行くことに。 せっかく持参したので、早速、京都駅のホームで 新幹線の鼻を撮ってみた。別にテッチャンじゃないけど。

連結連結

東京駅で乗り換えたのが、 はやぶさとスーパーこまちの連結新幹線。 ちょうど連結部分を通りかかったので、激写(笑)。 他にもいっぱい撮影していた。 切符を交換したときに300円ほど追加取られたけど、 そっか、はやぶさって、仙台まで30分ほど早いんだ。

車窓

はやぶさの方は窓際の席が取れた。 せっかくなので、若干まだ暑い日差しを浴びながら、 ブラインドを上げて車窓の景色を撮ろうと思うが、 いやぁ、何も面白そうなオブジェクトがないよ〜。
そんな合間には、院生からは“ポスターが印刷できません(泣)” とエマージェンシーコール。

車窓

こっち(東日本)は滅多に来ないので、 車窓を眺めてシャッターチャンスを探しているうちに、 そろそろ仙台に着きそうだ。うーん、移動書斎のはずだったけど。 どんなオブジェクトを期待してたかって?  たとえば、遠くの空の上を光る物体が飛んでたり、 笑う老婆が新幹線と併走してたりとか、あれば面白かった。

仙台駅

数年ぶりだが、こんなに広かったっけ。 もしかしたら大改装したとか。 実際、駅前の“2階ベース”にある歩道橋網、 一部が工事中で、宿泊先のホテルへ行くのに難儀した。

ホテルモントレ仙台

歩道橋が通れなくて中を通らせてもらった、 駅そばのホテルメトロポリタンも立派だったが、 ホテルモントレ、何、この古風な佇まいは。 駅に近いだけで予約したホテルだが、 なにげにすごい。

アンティーク

部屋もベッドも広いけど、 もっとも驚嘆したのが、床が木なんですけど。 さすがに木張りの床ははじめてだった。 家具もすべて木製でアンティークだし。 ホテルモントレ自体は全国チェーンっぽいが、 仙台のやつは、もともとが、 何か由緒あるホテルなんだろうか。 とまれ、まだ2時半!  とりあえず、まずはメールをチェックしよう。 おおう、たくさん入ってる。 それはどうでもいいから、さて、天気もいいし、どこ行こう。 あれ、別荘書斎@ホテルはどーなった?

るーぷる仙台

京都にもあるけど、観光客用の市内循環バス。 ちょっとオシャレで、運転手さんの観光ガイド付きだった。 さて、どこに行こうかと思いつつ、ルートを眺めていたら、 月曜日は多くが休館らしい。

瑞鳳殿

ほぼ一択で、伊達政宗の墓所、瑞鳳殿前で降りた。

聞いてねぇ! 高っ!!!

えええ、小高い丘ぐらいに思っていたけど、 ほとんど山じゃないの。いやぁ、まいった。 途中で休みながら上ったが、上った感じでは、 大阪教育大学の山登りぐらいはあっただろう。


二股道

ここで2/3ぐらいだろうか、 左の道を上がって右の道から降りる。 行きも帰りも、ここで一休みした。 上が行きで下が帰り。


瑞鳳殿

草臥れて朦朧とした状態で、 いっぱい写真を撮ったけど、 写真でわかる瑞鳳殿!  帰りはタクシーでホテルへ。

杜の都の夜

さすがに仙台は大きい街で、駅ナカや駅近辺のホテルなど、 いろいろと食べ処が多い。 和食も美味しそうだったが、どうにも量が多そうで、 結局、駅地下のイタリアンに入る。 これはほろ酔いメニューで選んだプレート。

杜の都の夜

ほろ酔いメニューだけではちょっと足らないので、 もう一品ほど頼んだ前菜。少し多かった(笑)。 まぁ、明日からがハード(おそらく)なので、 ビールやワインは少し控えめに。

ホテルバイキング

ゆうべは早くに寝たので、初日の朝も5時過ぎには目が覚めて、 ゆっくりと朝のホテルライフである。 ホテルモントレは、有料で少し高めだが美味しそうな和洋バイキングがある。 あまりお腹はすいていないが、明日などはもっと食べられないだろうし、 ちょっと頑張って食べに行った。

東北大学川内キャンパス

うーん、東北大学は久しぶりで、 このキャンパスも覚えがないから、 もしかしたらはじめてかなぁ。 … それもそのはず、理学部は相変わらず青葉山の方に健在だった。

会場

10時過ぎぐらいに学生が全員無事到着。 総勢11人にもなるから、 天文教育のセッションをジャックした感じ。

学会デビュー

発表風景を撮影したことはあまりないが、 今回はミラーレス持参でマニュアル撮影を練習中なので、 暗い部屋の中でどれぐらい写るかショット。

塩田くんは、教科書における日食の取り扱いを調査した報告だが、 質問にも適切に答えられていた。

富田さんはスマホを使った教材開発だが、 こちらも実演したり、質問なども無難にこなす。 というか、服装をばっちり決めてきたらしい(笑)。

望遠の練習

小倉くんのときは、部屋の後ろに座って、望遠の練習。 ISOは1600にしているが、暗い部屋でも案外と写るもんだ。


初日夜の部 パート1

学生と合流する前に、5時からプチミーティング。 秋刀魚の刺身+骨せんべいが超美味だった。

初日夜の部 パート2

7時前に仙台駅で待ち合わせて、 富田チョイスのお店へ。 もう、後はいつも通りのどんちゃん騒ぎ。 クリームチーズの味噌漬けとか、 味噌を使った料理がとても美味しかった。

綺麗どころ?

いちおう、綺麗どころということで。

サプライズイベント

ぼくも事前には知らなかったが、竹中さんと梅津くんの バースデーサプライズ。 みな、顔が真っ赤なのが、やや(かなり)異様。

せきねさん

お店のスタッフ、せきねさんと記念写真。

初日夜の部 パート3

こっちは5時から呑んでいるので、 もう結構へべれけで、2次会へ突入。

し・あ・わ・せ

満ち足りた寝顔。

この少し後に、JAXAの阪本さんが何故か乱入。 阪本さんの年齢を聞いて、学生はこけていた(笑)。 若くみえるからなぁ。 初日の夜は12時にようやくお開き。

ホテルバイキング2

2日目の朝はゆっくり起きた。 ホテルの朝食が美味しかったし、 できるだけ遅めにブランチ的に食べに行った。 ふだんは絶対こんなに食べられないけど。

青葉城址より

まぁおそらく仙台に来るのは今回で最後だろう。 午前中に少し時間を取って社会見学することにした。

AR展示?

いまごろはこんな展示があるんだ。 おそらくAR(拡張現実)だと思うけど、 土台(地面)の模型があって、土台自体には何もないが、 周囲に置いてある窓を覗くと、いろいろな建物が 浮き上がる仕掛け。

2日目

青葉城址を社会見学した後は、 会場へ行って、いま執筆中のテキストの打ち合わせミーティングなど、 きっちりお仕事モード。 また夕方もホテルで少しお仕事。

2日目夜の部 パート1

2日目の夜も、富田チョイスで、グッドなお店、東家へ。 小さいお店だったが、本マグロ、牛タン、そして極めつけは、 鶏からのタラコ詰めが超美味。

ゲスト

何故か、せきねさんがゲストで居たりする(笑)。 増本ジョブらしい。 2日目の夜は、もう一人、 筑波大の日本語が達者なアレックスがゲスト参加。 北海道の研究会で小倉くんと知り合ったらしい。 学生は同い年ぐらいと思ったみたいだけど、 見かけ通りちゃうよ、とぼくが言って、 実際に歳を聞いて、またまたこけていた。 結婚しているのを聞いて、さらにこけていた。

オサケ

オサケもものすごくいろいろ置いてあった。 アレックスが日本酒大好きで、大将オススメの、 あちこちの地酒を飲み比べる。

2日目夜の部 パート2

2件目は、せきねさんに教えてもらった、 ワイン居酒屋、大魔王へ。 お店の名前は焼酎みたいだが、 ワインも料理もとびきりだった。

カウンター

スタッフが注ぎやすいように、 U字型のカウンターバーになっている。 ぼくも中に立って注いで廻った;; 気温もちょうど気持ちよく、入り口は開放状態。

ワインワインワイン

2件目だったし、人数が居た割には、 それほどボトルを空けたわけじゃなくて、 白・赤・ロゼぐらいだったと思う。 どれも美味しかったが、 これはロゼのスパークリング。

杜の都の夜は更けて

2日目の夜は12時半ぐらいまで呑んだだろうか。 日本酒にワインが続き、ホテルに帰ったら、 着替えたのも覚えずに爆睡だった。 最終日は、さすがにオサケが残って、役に立たない一日となった。