鴨川納涼床@きた村(2015/07/15)

何年ぶりか、むしろ十数年ぶりかもしれないが、 ピアニストの福田さんに誘われて、久しぶりに鴨川の床へ行ってきた。 床ということで、お会計の方は心配だったけど、 まぁ、この数年とてつもなくいろいろ大変なので、 せっかく誘われた機会に、たまには贅沢をすることに。
宵々山

誘われたときには気づかなかったが、台風11号が近づく中、 この日はなんと宵々山で、街は人で溢れかえっている。 四条交差点からは遠方に長刀鉾の勇姿も望める。

きた村

昔の置屋を使った老舗のお店みたいで、もち料理が得意だそうだ。 同じ名前の店が2軒並んでいるが、台所は同じみたいで、 左は室内の料理屋、右側が床に繋がっている。

先付

前菜は、“おもち”と“おもちゃ”とかけて、「おもちや箱」(笑)。

おもちや箱の中身

中身も期待通りにステキな、おもちや箱。 食は細い方なので、もーこれだけで十分感(笑)。

椀物

唐辛子汁に沈む、柔らかいオモチ。 味は美味しいけど、残念ながら、餅はもたれすぎるので、一口だけでガマン。

床几

6人ほどでの会食だったが、 ちょうど角席で、鴨川の眺めもとてもよかった。 台風襲来の直前で風が強めだったが、そのおかげで、 蚊その他の虫もほとんど寄ってこなかったのは幸いだったかも。

会食メンバーは福田さんのファンらしく、 ふじ丸で皆既日食に行った方も数人おられた。 しかし、会社の会長などもおられて、なかなか豪華メンバー。

向付

刺身がまた何とも美味であった。 ぼくは梅肉を使った鱧落としはあまり好きじゃない方だが、 ここのは、小骨がものすごくよく処理してあって、味もよかった。 鱧落としを、ちょっと見直した。

強肴

順番の名前は正しいかどうかしらないけど、 今度は煮物である。 料理ばかりの写真だけど、この間も、みなさんガンガン呑んでいて、 ビール以外に、さまざまな種類の日本酒が回ってくるので、 付いていくのが大変。

鉢魚

そして焼き物が出た。 写真をみると全体に赤っぽいのがわかるが、 すでに8時である。まわりはかなり暗くなっているのだ。 6時ぐらいからはじまって、2時間も経っているのだ。 ふつー、2時間ぐらいで終わるんじゃない?

止め肴

和え物だが、これも信じられないくらいの美味;;;

まだまだ

タイムスタンプは9時だが、まだ呑んでいるし、 そもそもコース料理が終わっていない。 合間には、福田さんと懇意の女将さんも挨拶に来て、 いろいろ楽しい話をしていただいた。

中庭

ご飯物とデザートを残して、床から室内の部屋へ座を移した。 その途中で通った中庭。

水菓子

ご飯物はお雑煮でやはりパスして、 デザートは何かのムースだけど、美味しいしかわからん。

おさけおさけおさけ

コース終わっても、まだまだ呑むんだよね、この人たち。 もう10時半だよぉ。 そのうち、大将も挨拶に来てくれて、 またまたものすごく楽しい話をしてくれた;あらかた忘れた。

結局、お店の看板まで居て、11時半ぐらいに終了。 ええっと、この15日は水曜で、台風11号が来襲予定の中、 16・17とびっしり講義などがあるんですけど;; たぶん2,3軒回るんかと想定していて、店を変わるときに 2時間くらいで、早めに失礼する予定にしていたのが、 一つの店で看板まで6時間近く呑む羽目になるとは完全に予想外だった。

しかし、お会計、こういうお店で、あれだけ何時間も飲み食いして、 なんと、諭吉一人だけ。多少の追加料理は福田さんが出したみたいだけど、 予想外の良心的価格で、もちバリアはあるが、またリピートしたい。