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Gliese 581

中心はグリーゼ581という恒星です。 てんびん座の方角に位置しています。 この星は、太陽の約3分の1程度の大きさであり、赤く小さい星です。

グリーゼ581には、現在6つの惑星が見つかっており、その中の1つは生命が存在する可能性を持った、 ハビタブルゾーンに位置していると言われています。

ハビタブルゾーンとは
生命が潜在的に生き延びられる液体の水を維持できる程度の表面温度が、保たれる可能性 を持った領域のこと。
「生命居住可能領域」と呼ばれる。

6つの惑星〜恒星に近い順番から〜

  1. グリーゼ581e

    質量は地球の約2倍で、恒星の周りを3.15日で公転します。

  2. グリーゼ581b

    質量は地球の約16倍。6つの惑星の中では最も質量が大きい惑星です。

  3. グリーゼ581c

    質量は地球の約5倍で、公転周期は13日です。 地球型惑星であり、スーパー・アースに分類されます。

  4. グリーゼ581g

    質量は地球の3〜4倍で、公転周期は37日です。 ハビタブルゾーンに存在すると言われており、いつも同じ面を恒星にむけて公転しています。

  5. グリーゼ581d

    質量は地球の約7倍で、公転周期は67日です。 スーパー・アースに分類され、軌道の一部ではハビタブルゾーンを通過します。

  6. グリーゼ581f

    質量は地球の約7倍で、公転周期は433日です。


大阪教育大学 天文学研究室
2011年度卒業生 松田真由美