視線速度法(ドップラーシフト法)

視線速度法とは、惑星がまわることによる中心星のゆれを使うことで検出する方法です。惑星がまわっていると、恒星はふらつきます。 それは惑星と恒星はその重心を中心にお互いにまわっているからです。

恒星の方が圧倒的に重いので、恒星はわずかしか動きませんが、惑星と同じ周期で回転をします。 この恒星のふらつきによって、恒星からの光はドップラー偏移をひきおこします。 つまり、惑星がまわっていると、恒星からの光の波長は周期的に長くなったり短くなったりするのです。

この周期変動を観測することによって惑星を間接的に発見することができます。


大阪教育大学 天文学研究室
2011年度卒業生 松田真由美