ワープロソフトの使い方

ワープロソフト(ワードプロセッサーソフトウエア)とは文字を入力し、 文章を作成し、各人の望む書式に体裁を整え、印刷する機能を持つソフトウエアです. 演習では、各人、課題として与えられたテーマで作成した文章を入力し、 体裁を整え、表や絵をはりつけて印刷することを学習します.


1. ワープロソフトの種類
  様々なアプリケーションソフトがありますが、 よく使われているものとしてはWin95上で走るものにワード、一太郎などがあげられます. Macintoshで走るものには一太郎、Nisus Writer、ワード、統合ソフトであるクラリスワークスなどがあります.

2. 文字の入力
  文字の入力と変換の方式には、ローマ字漢字入力とカナ漢字入力があります。 カナ漢字入力はとっつきやすい反面、50音字分のキーを覚えなければなりません。 一方、ローマ字漢字入力は、一つの文字を入力するのに(一般に)2つのキーが必要なので、 最初はわかりにくいですが、アルファベット24文字のキー配列を覚えるだけですみます。 したがって長い目でみれば、ローマ字漢字入力の方が、 キータッチは疲れが少なく入力もはるかに早いです。 そこで実習でも、ローマ字漢字入力で練習してください.

 注1:日本語入力は、ATOK(エイトック)などの日本語変換システムによって入力していきます. 実際に入力していく時にはこのことをそれほど意識しなくてもかまいません. ただし、日本語が入力されないとき、変換されないときには、 日本語変換システムがきちんと働いているのかのチェックをおこなってください. また、特殊な記号や変換できない第2水準の漢字を打ち込みたいときは、 特殊記号や漢字の入力方法についてのマニュアル部分を読んで 理解を深めるなどのことを行ってください.

注2:ローマ字かな対応表
しゃ しぃ しゅ  しぇ  しょ
SHA SHI SHU SHE SHO
てゃ てぃ てゅ てぇてょ
THA THITHU THE THO
ふぁ ふぃ ふゅ ふぇ ふょ
FA FI FHU FE FO
NN
ZA JA
 ZI
ぢゃぢぃぢゅぢぇぢょ
JYA JYI JYU JYE JYO
でゃでぃでゅでぇ でょ
DHA DHI DHU DHE DHO
う゛ぁ う゛ぃ う゛ う゛ぇ う ゛ぉ
VA VI VU VE VO

3.データの保存
  打ち込んだり、修正した文章データをそのままにして ワープロソフトを終了してしまうとデータは消えてしまいます (実際にはこのまま終了してもいいですかという警告がほとんどのソフトででます). そこで入力したり、変更したデータはフロッピーディスクやハードディスクに 名前を付けて保存しておきます. 保存したデータは何度でも画面上に呼び出すことができます.

4.文章の体裁を整える
  できあがった文章は様々な手を加えることにより、 その体裁を整えることができます.
   体裁変更の例
    ・文字フォントの変更
    ・文字飾り
    ・文字の配置
    ・罫線の入力
    ・図や絵のはりつけ

5.印刷
  できあがった文章を打ち出してみましょう. ただ打ち出すだけではなく、なれてきたら印刷のスタイルも整えてみましょう.
  印刷スタイルの例
    1.マージン(上下左右の余白のことをいいます)の設定を変えてみる.
    2.ヘッダーとフッターをつけてみる.
     2枚以上の文章を作成したときどのページについても上部(ヘッダーの場 合)あるいは下部(フッターの場合)に同じ文字を打ち出したいときにつかいます. フッターの例としてはページ番号などがあげられますが、ソフトによってはページ番 号は別指定でフッターは同一文字のみに限っているものもあります.


表計算ソフト

表計算ソフトの使い方

 表計算ソフトとは、基本的にはその名の通りデータの入った表を作成し、 データの行列間での数値計算を行わせるソフトです. レイアウトや罫線処理が容易であるため表作成だけに利用されることもあります. また入力したデータを用いて様々なグラフを容易に作成することもできます. さらにパッケージソフト(アドインソフト)を用 いて統計的な処理や分析を行うことができます. 実習ではこのソフトを用い、表作成、グラフ作成を行います。
1.主要な表計算ソフト
  様々な種類の表計算ソフトがありますが主要な物としては Win95ではエクセル、Lotus123をMacintoshではエクセル、 クラリスワークスをあげることができます. 演習ではエクセルを利用して学習します。

2.データの入力
  画面構成

  データの種類
  体裁の整え
3.数値・文字処理
  様々なことができますが、以下のようなことをやってみましょう。
4.グラフの作成
  次のような手順でグラフを作成します。
  1. グラフのツールバーを表示させます。
  2. グラフ範囲指定: グラフにすることを考え、たとえばX・Y軸を持つ散布グラフならそれぞれの項目名も含めて範囲を指定する。 ツールバーよりグラフ種類を選択し、グラフを表示する位置を指定する。
  3. グラフ表示。
5.印刷してみましょう。

6.保存:作成したファイルは忘れず保存しておきましょう。