去る12月23日に東京ドームでラルクの復活コンサートが行われたが,
ちょいとワケ有りで,若い子に混じって観てきた.
ちょうど午後4時の開場の時分に東京ドームに着いたのだが,
すでにドームのまわりは人だらけ.
いったいどっからこんなに湧いてきたんだろう?
(後で聞いたら,5万6000人集めたという話だが,
チケットは4分で完売だったそうな.)
思った通りというか,ほとんどは若い女の子ばかりで,
アベックが1,2割といったところか.
オバサンがかろうじて数えられる程度,
そして予想通り,オヂサンは皆無.
いや,ドームの外にはオッサンも結構いたんだけど…ダフ屋のオッサンが.
ほんと,水道橋の駅前は,
reincarnationの綴りさえ合っていない非合法テレカとか,
ボリまくりのグッズの並んだ露店が所狭しと並んでいて,
ダフ屋のかけ声が鳴り響いていた.
さて開演の午後6時になったが,なかなか始まらない.
10分程じらしたあげく,突然真っ暗になって,
特大のスクリーンに馬車が走り出した.
そしてスクリーンの馬車から人が降りてビッグエッグに入るや,
挨拶なしに,いきなり『虹』がはじまる.なかなか演出している.
当然,2階席,バルコニー席,1階席,アリーナ席,
ビッグエッグ中の人間が総立ち.
指定席は一塁側のバルコニー席だったが,位置が比較的よくて,
外野に設けられたステージ全体がよく見えた.
しかもバルコニー席は5列しかないので,2階席はもちろん,
1階席の後ろの方やアリーナ席の後列よりは,眺めがよかっただろう.
…もっとも,たった5列しかないとはいえ,
全員総立ちでは,こっちも立たないことには,
さすがにステージはよく見えなくなる.
距離はやはりあるので,持参した3倍程度のオペラグラスでは役に立たず,
売店で10倍の双眼鏡を借りた.
…双眼鏡は,ステージ以外にも,観客ウォッチングにも役立ったりする.
ラルクのhyde,まぁ確かに,かっこええわ.
しかし,コテコテの大阪人のクセに,トーク,あまり上手くないぞ.
しゃべりをせな,もっとエエような気がするのだが,
あの顔+声としゃべりとのギャップがいい,という話も聞くので,
うーん,わからん.
間に10分ぐらいのブラックアウト的な休憩をはさみ
(休憩の間中,会場はウエーブの渦だったりする),
コンサート本編は8時半頃まで続いた.
最後は,何で締めるのかな,と思っていたら,
ふたたび『虹』でラストを飾っていた.
時間の関係もあり,アンコールがはじまったら,さっと出たけど,
規制退場って言っていたから,あのまま残っていたら
1時間ぐらい出れなかったろうな(入るのに1時間かかったし).
東京駅へ向かう帰りの電車には,
コンサート帰りの子がちらほらいたが,
コンサートグッズを手にとってニヤニヤしている男の子が一人,
斜め向いあたりに座っていた.
ラルクのコンサート;
女の子同士で行くのはわかる,
アベックで行くのもわかる,
女の子一人もありだろう,
しかし,男の子が一人ぃ?
めちゃアヤシイ雰囲気だ.
(え”,お前の方がアヤシイって?)
何はともあれ,ディープな世界を垣間見た一日だった.