L'Arc〜en〜Ciel 1997 REINCARNATION

去る12月23日に東京ドームでラルクの復活コンサートが行われたが, ちょいとワケ有りで,若い子に混じって観てきた.
ちょうど午後4時の開場の時分に東京ドームに着いたのだが, すでにドームのまわりは人だらけ. いったいどっからこんなに湧いてきたんだろう? (後で聞いたら,5万6000人集めたという話だが, チケットは4分で完売だったそうな.)
思った通りというか,ほとんどは若い女の子ばかりで, アベックが1,2割といったところか. オバサンがかろうじて数えられる程度, そして予想通り,オヂサンは皆無. いや,ドームの外にはオッサンも結構いたんだけど…ダフ屋のオッサンが. ほんと,水道橋の駅前は, reincarnationの綴りさえ合っていない非合法テレカとか, ボリまくりのグッズの並んだ露店が所狭しと並んでいて, ダフ屋のかけ声が鳴り響いていた.
さて開演の午後6時になったが,なかなか始まらない. 10分程じらしたあげく,突然真っ暗になって, 特大のスクリーンに馬車が走り出した. そしてスクリーンの馬車から人が降りてビッグエッグに入るや, 挨拶なしに,いきなり『虹』がはじまる.なかなか演出している. 当然,2階席,バルコニー席,1階席,アリーナ席, ビッグエッグ中の人間が総立ち.
指定席は一塁側のバルコニー席だったが,位置が比較的よくて, 外野に設けられたステージ全体がよく見えた. しかもバルコニー席は5列しかないので,2階席はもちろん, 1階席の後ろの方やアリーナ席の後列よりは,眺めがよかっただろう. …もっとも,たった5列しかないとはいえ, 全員総立ちでは,こっちも立たないことには, さすがにステージはよく見えなくなる. 距離はやはりあるので,持参した3倍程度のオペラグラスでは役に立たず, 売店で10倍の双眼鏡を借りた. …双眼鏡は,ステージ以外にも,観客ウォッチングにも役立ったりする.
ラルクのhyde,まぁ確かに,かっこええわ. しかし,コテコテの大阪人のクセに,トーク,あまり上手くないぞ. しゃべりをせな,もっとエエような気がするのだが, あの顔+声としゃべりとのギャップがいい,という話も聞くので, うーん,わからん.
間に10分ぐらいのブラックアウト的な休憩をはさみ (休憩の間中,会場はウエーブの渦だったりする), コンサート本編は8時半頃まで続いた. 最後は,何で締めるのかな,と思っていたら, ふたたび『虹』でラストを飾っていた. 時間の関係もあり,アンコールがはじまったら,さっと出たけど, 規制退場って言っていたから,あのまま残っていたら 1時間ぐらい出れなかったろうな(入るのに1時間かかったし).
東京駅へ向かう帰りの電車には, コンサート帰りの子がちらほらいたが, コンサートグッズを手にとってニヤニヤしている男の子が一人, 斜め向いあたりに座っていた. ラルクのコンサート; 女の子同士で行くのはわかる, アベックで行くのもわかる, 女の子一人もありだろう, しかし,男の子が一人ぃ? めちゃアヤシイ雰囲気だ. (え”,お前の方がアヤシイって?)
何はともあれ,ディープな世界を垣間見た一日だった.


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