Held at Yukawa Memorial Hall
1999/06/28-07/02
この湯川国際セミナー(YKIS99)
「ブラックホールと重力波−21世紀の新しい目−」という国際会議は,
京都大学の基礎物理学研究所が主催した会議だが,
タイトルだけでもビビリたくなるような,
かなり専門的(ディープ)な会議だ.
二の足を踏むところもあったが,まぁ,近くであるし,
参加費も安いので,英語の勉強と思って参加することにした.
もちろん,参加する以上は,できるだけ“実りある”ものにしたいわけで,
今回のターゲットは,キップ・S・ソーン(Kip S. Thorne)に定めよう.
ソーンは,相対論の分野では,大御所中の大御所で,
1970年代に,ホイーラーやミズナーと共に,
"Gravitation"というバイブルを著している
(業界では電話帳と称されるぐらいの分厚い教科書だ).
また数年前には『ブラックホールと時空の歪み』
(白揚社)という一般向けの本も出している.
こちらは和訳されているが,やはり分厚い本だ.
結構値の張る本だが一読の価値はある.
何年も前になるが,実はソーンとは,
やはり京都で開催された国際会議で会ったことがある.
そのときに写真も撮らせてもらったのだが,
随分前のことだし,最近の写真も欲しくて,
初日にカメラを持っていった.
休憩時間にソーンを探したらすぐ見つかったのだが,
議論していてなかなか割り込めない(やっぱり,少し物怖じする♪).
幸い,ランチタイムに入ったときに,声をかけることができた.
ちょっと自己紹介した後,
「貴方に会うためにこの会議に来た」などとお愛想を言う
(これはホントだし,向こうも悪い気はしないだろう).
で,まず,著書にサインをもらって第一の目的達成.
こちらの名札を見ながら,快くサインをくれた.
つぎに,「一般向け解説書とかで貴方の写真を使わせて欲しい」 と言って,写真を撮らせてもらう. やはり快く撮らせてくれる. 大御所とは言え,少し恥ずかしそう.
聞けば,(忙しくて?←理由が少し聞き取れなかった) 今回の国際会議は前半しか参加しないとのこと. それは残念だと言ったら, 日本は好きなので,また来日すると言っていた. See you again!