11月の18日から19日にかけて,兵庫県立西はりま天文台公園で,
地学野外実習を実施した.
夏休みのミレニアムトークショー,研究室ゼミ合宿に続き,
今年は3回目の西はりまだ.
今回の実習は,天文スタッフ3名,天文研の所属学生10数名,
その他の実習参加学生20名前後で,総勢45名程度にもなった. まず初日18日の午後は,星座早見盤の製作,望遠鏡の操作実習, そして簡易分光器の製作などを行う. そして5時半から早目の夕食を取った後,いよいよ7時から夜間実習. だだ曇りかと心配だったが,まぁそこそこに晴れ間もあって, 天の川と共に素晴らしい星空や木星・土星などなどを, 昼間セッティングした小望遠鏡や西はりまの大望遠鏡などで観望する. しかしまぁ何というか,星が綺麗と言ってはキャー!, 土星の輪が見えてはキャー!!,木星の衛星にピントが合ったらキャー!!! ってな感じで大撫山は大騒ぎだった. 9時過ぎには雲が厚くなり,しばらく待機で,その間に, マルチメディアコンテンツを使ってスペクトルの簡単な講義も行う. 雨降り用に用意していったのが役立った. ま,いちおう10時まで待って,天気が回復しないので,初日はこれにて終了にする. あとは,各自各グループで,夜のセッションへ突入(笑). 最近は学生同士も横のつながりが希薄なので, 夜のセッションもなかなか有意義だったようだ. 翌19日の午前は,ちょうど西はりまに研究滞在していた群馬大M2の軽部さんが, 自分が観測している連星の研究紹介をしてくれる. スタッフはちょっと楽チン状態. 諸注意や精算の後,昼前には現地解散. 今回の実習は,内容も予想以上に盛り沢山になり,天気も程よくて, ちょうどイイ目の実習と相成った. 実習後,天文の学生だけ,半日ほどゼミをしたが, なかなかハードな週末だった. |
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佐用駅. だいぶ前に建て替わったのはいいが, 何となく殺風景な駅舎になった. おまけにキヲスクはなくなるし! 智頭線経由で京都から2時間で来れるようになったのだけは救いだ. |
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午後2時ごろの天文台バックヤード. |
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天文台の玄関側. |
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天文台から北方向を望んだ眺め. 眼下には食堂やグラウンドがみえるが, ロッジはちょうど陰になっている. |
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天文台のスタディルームで星座早見盤を製作しているところ. 前で説明しているのは横尾せんせ. 手前で背中が出かけているのは,南蛮渡来のヒナネエ. |
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グループに分かれて小望遠鏡の操作実習をしているところ. カメラ目線は卒業生の福ピー. 進学校で講師していて,在学中よりも遥かに一所懸命べんきょしているらしい. 高笑いしているのは元同級生で院在学のヤスオさん. |
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ふたたびスタディルームで簡易分光器を製作しているところ. これはボクが説明したが,西はりまには型紙その他すべて揃っていて, 何の準備も要らなかった.至れり尽せり状態. |
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太陽望遠鏡に沈む夕陽. |
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夜の観望会の前に,今夜の見所を説明しているナル^2=ペルセウス. コスプレは200円の激安だが,本人はしっかりそのつもりで,フロアは大爆笑. |
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そこへツムラヤ=メデューサ闖入. |
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ナルセウス,見事,ツムーサを退治. ナルナルもツムツムも, 西はりまの研究員で, 今回はとてもお世話になった. |
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翌朝,9時過ぎの天文台風景. こんなに早く起きたの,何ヶ月ぶりやろ!? |