三鷹光器取材(2001/07/13)

ASFブランド『宇宙スペクトル博物館<可視光編>』 は可視光天文学がメインなので, やはりここは望遠鏡メーカーにも取材したい. 東京に出張する機会があったので, かねてから一度見学したかった三鷹光器にお邪魔することにした. 三鷹光器はうち(大阪教育大学)の51cm望遠鏡も作ってもらったところだし, 卒業生の中村睦くんも就職しているところだ. 実際,中村くんにはお世話になりっぱなしで, (ぼくの)宿舎まで迎えに来てもらった上に, 三鷹光器の隅から隅までずずいと見せてもらった. また三鷹光器の会長さんや社長さんはもちろん, 技術者のみなさんにも大変お世話になった. この場を借りて感謝したい.
国立天文台に沈む夕陽.
三鷹光器の正面(?)付近(国立天文台のすぐそば). 聞いていたとおりに,ほんとに町工場っていう雰囲気 (本当の町工場を見たことあるんか?). でも,ここで, あんなナノサイズが測定できる精密測定装置や医療用顕微鏡や 望遠鏡が作られているのだ. 環境といい,後で飲みながら聞いたことといい, 良くも悪くも真性職人の仕事場という気がする.

NHKのドキュメンタリーでも紹介されていた ナノメートルまで測れるという光学測定装置などの実物を見学. 企業秘密なので写真撮影はできなかったが, TVでモザイクがかかっていた部分なども見せてもらった. 医療用顕微鏡なども操作させてもらい感激.

塗装前の望遠鏡. 裸の望遠鏡なんてはじめて見たのでビックリ. ウエイトとか丸っきり鋳物だし, そっかこんな感じなんだと納得.
うーん,これも書きたくないが,やはり史実は史実. 見学の終わった8時過ぎぐらいから,じゃぁ飯でもということになって, 中村くんと近くの居酒屋へ. 仕事が終わった三鷹の技術者の人も数人合流する (でも,みんな定時にはじまって夜も遅くまで仕事している). 三鷹の話とか技術的な話とか,いっぱい話を聞いたけど, だけど,いつもあんな飲み方するんだろうか? 9時前から飲み始めて,パブに移動し,さらに2時ごろまで, 喋り続けに飲み続けやもん. 体もたへんわ. 実際,ぼくは2時すぎに宿舎についた途端にベッドに倒れこんで, 翌朝はチェックアウトギリギリまで死んでたし, 一日中,二日酔いで気持ち悪かった. 次の日は,午前中から夕方まで天文学会の会議があって, 言うべきことは言ったんだけど, HPもMPも最低値だったから, まるで迫力なかったと思う. でも,三鷹の人は定時から仕事だよなぁ. みんなすごいわ,ほんと.