第5回ジオ・カーニバル
@大阪市立科学館
$2004/11/06-11/07

高校の先生たちが中心になって、 市民向けに地学の面白さを紹介する<ジオ・カーニバル>の第5回目。 今年も2日間にわたって大阪市立科学館で開催されたが、 2日間で合わせて3000人ぐらいの参加者があり、 リピーターも結構いてて、 ジオ・カーニバルもかなり定着してきたようだ。 6日まではポスト西宮シンポジウムだったので、 2日目の7日だけ参加したが、もちろん、ぼくの出番はない!  というか、正確に言えば、出番はカーニバル後の打ち上げだけ(笑)。
いや、実際のところ、子供相手がみんな実に上手い。 高校の先生たちからも、 “教育大の学生さんたちは(子供の相手をするときに) 非常にいい顔をしている”とお褒めの言葉までもらった。 そんなら、もっと教員採用を採ってくれい、 と一所懸命やってる現場の先生に言っても仕方ないしなぁ。 教育委員会の上の方の人、このページ読んでくれないかなぁ。
久しぶりの科学館。
ところで、ずっと工事中だった表玄関の方に、 なんやら変なオブジェができたなぁと思って近寄ったら、 ああ、これが新聞に出ていた初めての地下美術館のようだ。 (ぼくに美術のセンスがないんだろうけど)、 子供が登ったら危なっかしいし、埃も溜まりそうだし、 どうにも無駄な造形(すなわちお金の無駄遣い)のような気がする。
垂れ幕。
今年は大々的に宣伝してある。 企画委員のMLで流れていたが、 たしかに大きな垂れ幕だった。
天文ブースその1。
光るマイ星座を作っているところ。 例年やっているが、人気が高いので、今年も続行。 2日目の午後だというのに、子供がわんさか。
天文ブースその1。
上とは反対側から。 こちら側では、今年度新作(笑)、 光る星座絵のビーズバージョンを作成している。
天文ブースその1。
子供はお絵かき大好きみたいで、 一人で何枚も描く子もいるらしい。
天文ブースその2。
こちらでは、ペーパー分光器を作っている。 ペーパー分光器は、昨年のジオ・カーニバルではセミナーでやったし、 大学の実験やジュニアサイエンス土曜教室でも作っているが、 とりあえず成功したら虹が見えるし、 相手によって説明のレベルも加減できるので、 子供・学生・大人のどの層にも適したスグレものだと思う。
天文ブースその2。
岡山のスペクトルポスターを貼るなど、 プレゼンもよく工夫している。
天文ブースその2。
今年は光源も持ち込んでいた。ご苦労さん!
鉱物ブース。
ここは毎年、鉱物学研究室OBの武くんが主催していて、 今年は院生の澤田さんも手伝いに来ていた。 鉱物を割って、劈開を作っていた。
地質ブース。
ここでは化石のレプリカを作っている。 廣木先生や地質研の学生が一所懸命働いていた。 奥の方で動き回っている廣木先生は体がぼやけている。
気象ブース。
今年は装置が大がかりで、会場の外で演示していた。 右の方に見える装置は、下から業務用扇風機で風を起こし、 ストローを束ねた整流装置で層流にして、 その上に雪片のモデルを浮かばせるもの。 おお、これは“宇宙ジェット”じゃないか!、と少し職業病が出て、 雪片同士の間に働く陰圧について、 小西先生としばらく話し込んでしまった。
覗き見小屋(?)
今年の問題ショット。 非常に怪しげな雰囲気だが、いや実際、 ジャージの下を覗き込んでいるあたり、非常に怪しげだが、 一応、真っ当な実演である。 ジャージの下の段ボール箱の中で、 出来上がった“光る星座絵”にブラックライト(紫外線光)を 当てているところ。 でも、“魔法の光”を浴びた星座絵が暗い中で光っているのを見て、 子供の眼が“光る星座絵”以上に輝いていた。おお詩的にまとまった!
受付。
今年は企画委員を引き受けてしまって、 現場の方がいいよぉと不満顔の道頭くん。 かわいそうなのでピンで写した。
いよいよ打ち上げ!。
あ、でも、これだいぶ呑んだ後かな。 今日も大西くんがもっていっちゃったぁ。
雰囲気を写していたら、しっかりカメラ目線。
天文研も宇宙研もたくさん参加してくれて助かりました。
オチの一枚。
いや、これが最後のオチになればよかったんだけど、 実はこの後からが大変だった。 大西くんが止まらなくなって、えんえんと・・・


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