集中講義<ブラックホール降着円盤の物理>
@筑波大学(2006/08/28-30)

8月末に筑波大学で、大学院生向けに、 ブラックホール降着円盤の物理について、 集中講義を行ってきた。 この数年、体力的に無理になってきて、 集中講義は断ってきたのだが (済みません>某Y大さま、某Y大さま)、 20年以上も付き合いがある梅村さんからの依頼はさすがに断りきれず、 決死の覚悟で(笑)、夏の筑波に行ってきた。
講義内容自体は、幸いなことに、 Kato et al. "Black-Hole Accretion Disks" (Kyoto Univ. Press) の改訂版の執筆中だったので、新鮮な素材はあった。 改訂版の原稿をもとに、5月ぐらいから3ヶ月ぐらいかかって、 パワーポイントファイルを作ったのだが、 おそらく改訂版の初お披露目になっただろう。
心配していた体力的な問題も、 パワーポイントファイルで板書が要らなかったことと、 最初っから開き直って座って話をしたので、 まぁ、初日に声が涸れてきたぐらいで、 思ったほどではなかった感じがする。 それどころか、初日は梅村宅で、2日目は研究室懇親会で、 連日連夜12時まで楽しく呑んだ後、 ホテルに戻って1、2時間ほどファイルの追加や修正をして、 4、5時間寝ただけで、 朝も9時から研究室で作業していたから、 よく体が続いたなぁと、ちょっと自分でも驚いた。
つくばセンター付近。 見違えるようになっていて、ごっつビックリした。 ちょうど一年前につくばエクスプレスTXができて、 がらっと様変わりしたそうだ。
同上。
同上。
集中講義を行った計算科学センター。 うちの大学の柏原キャンパスができたのと同じ頃に建ったのだが、 なぜか、うちの大学の研究室より断然に綺麗(ショック)。 おまけに設備も充実していて、滞在中は、 ぼくだけでなく連れの学生まで机を貸してもらって、 講義の準備やインターネットなど困らなかった。
また宇宙物理学グループは、 (いまやどこでも似たようなもんだが) スタッフの数が少ないにもかかわらず、 学生や院生はたくさん在籍していて、 研究その他の活動もアクティブだった。
集中講義2日目の夜に行われた研究室懇親会(1次会)の様子。 筑波の学生さんが撮ってくれたもの (写真ありがとうございました>長岡さん)。 他にも4ショットとか5ショットの写真もあったけど、 ちょっと恥ずくて…。
ところで、筑波は飲屋エリアが大学から遠いので、 居酒屋から大学までマイクロバスの送迎があった。 なかなか変わったコンパシステムだけど、 京都や大阪みたいに、美味しそうな匂いを嗅ぎながら、 適当な店にフラーと入るわけには行かないなぁ。
ちなみに、マイクロバスで大学まで戻った後、 (いつもイヤラシゲナ磁気タワージェットの絵を見せびらかしている) 某加藤くん主催で、大学近くの居酒屋で2次会となった。
コロキウム(2006/08/30)PPTファイル簡略版(4.3MB)