朝日新聞、これはあかんのとちゃう

大学に入って自分で新聞を購入し始めてからでさえ30年来、 物心ついてからだと40数年来、朝日新聞の読者である。 その間、朝日は“赤”(笑)だとか“偏向している”とか、 いろいろ耳に入ってきたが、まぁ、読んできた。 でも、こんかいはじめて、朝日、あかんぞ、と思った。

ま、ことの発端は、たいしたことではない。 新年になって、ロストジェネレーションというコラムがはじまって、 その9回目で、あれ、っと思って、ちょっと、 意見を申し述べようと思ったわけだ(変)。
で、新聞にメルアドも書いてないし、ま、そりゃいいが、 “朝日新聞”+“ロストジェネレーション”でぐぐっても、 何にもヒットしない。仕方ないから、 “朝日新聞”のホームページへ行ったが、 ホームページの検索でも、新聞に連載中の“ロストジェネレーション” は出てこない。これはまずいでしょ。 もう視聴者からの意見は聞きたくないので 耳を塞いでいるとしか思えない。 朝日新聞のホームページをあちこちみたが、 意見を伝えるための方法はまったくない!!!
いや、きっと、アリバイ的にどこかの隅っこに書いてあるのだろうが、 まったくもってわからない。

いまの、この双方向の時代に、これはあかんやろ!

ま、いいや。
もともとなら、単に、メールで意見を伝えるだけのつもりだったけど、 仕方ないので、ホームページに書くことになってしまった。

つまり、1月10日付けの「ロストジェネレーション(9)」が 問題だったわけだ。
そもそも、ロストジェネレーション−25〜35歳、というのは、 だいたいが、バブルがはじけて、力はあるのに、それに見合う社会の受け皿がなくて、 自分の実力が発揮できない若者の血反吐を紹介するコラムだと思っていた。
ところが、(9)で紹介された、 灘中・灘高・東大を出て大蔵省に入ったという人物は、これは違うだろう。 あまり力もないのに高いところに行ってしまって、 逃げ出しただけの、ただの負け組だろうが。 こんな人間は、ロストジェネレーションでなくても、いつの時代もいた。
ほんとに力があれば、組織から逃げずに、 内部から組織を変えるように努力したはずだ。 あるいは、組織から出たとしても、 もっと凄いことをやっているはずだ。

今回の(9)は、がんじがらめの組織がイヤになって、 そこから脱出して、年収は減っても、自分の好きな人生を送っている、 と、そういう人を紹介しているような気がした。 そのこと自体はまったく悪くないし、というより羨ましいとも思う。 でも、そんな人は、いつの時代にもいたし、 ロストジェネレーションとはまったく別の話だ、 というのが、言いたかったことである。

だめだコリャ(ちょ〜すけ)