遊学会・ゆうがく居酒屋$どきどき斎塾@梅田(2007/11/30)

どきどき斎塾という団体に招かれて、 第4回遊学会で講演した後、ゆうがく居酒屋へ参加してきた。
大阪は庶民文化の町で、江戸時代には学びを楽しんだ適塾があったり、 麻田剛流(字、違うなぁ)や高橋至時・間重富らの先事館があったり、 いろいろな活動があったのだが、その精神を受け継いで、 学びを楽しもうという団体らしい。 ぼくも知っている人を含めて、さまざまな分野の人が世話人で、 活動を広げているそうだ。 もともとは呑みながら“サイエンス居酒屋”みたいなものがいいなぁ、 といったあたりの話から、それだけではもったいないので、 夜の部の前に講演会も付けたとのことだった。
まずは、6時30分から梅田の大阪市立大学文化交流センターで、 1時間ほど宇宙に関する最近の話題として「宇宙3不思議、今昔」 として、伝統的な3不思議(ブラックホール・宇宙のはじまり・宇宙人)と 今話題の3不思議(ガンマ線バースト・最初の星・系外惑星)の話をした。 余裕を見て、5時すぎに大学を出たのだが、鶴橋の直前で、 JR環状線と地下鉄谷町線が事故か何かで止まってしまい、 梅田方面へは淀屋橋線だけが生きているようだ。 慌てて乗り換えを変更して、殺人的混雑の中を何とか辿り着いたが、 2本も同時に止まったのは、ぼくのはじめての経験である。
参加者も少し遅れがちだったので、5分遅れではじめたが、 うーん、ほんとにいろいろな人が参加しているので、 アラカルト的にいろいろな話題を盛り込んだものの、 全員に満足してもらうにはほど遠かっただろう。 でも、こーいうのはボランティアだろうと思っていたら、 少しだけ謝礼が出たのは驚いた。 さらに、後の居酒屋で会費を支払ったのも驚いた。 あまり回数はないけど、 招待の宴席で会費を払ったのははじめてだ。 やっぱ防衛庁が影響してるんかなぁ、利害関係はないんだけど(笑)。
ゆうゆう居酒屋でサイエンスパフォーマンスをしている 世話人の山田さん。 部屋が暗くて一枚の写真だけではわかりにくいが、 下の写真と合わせると様子がわかるかと思う。
A4のコピー用紙をちょっと折りこみ、丸めて作ったグライダー。 これで真っ直ぐ飛ぶんだから、なかなか面白いスグレモンだと思う。 揚力に関する流体力学的な説明も少しあったが、印象的なショーだった。