VSOP2国際会議@相模原
(2007/12/03-07)

国際会議第3弾は、相模原の宇宙科学研究所で開催された宇宙電波干渉計VSOP2の会議だ。 正式名称は Approaching Micro-Arcsecond Resolution with VSOP-2: Astrophysics and Technology で、12月の3日から7日までのかなり長期にわたる大会議である。 ただ、会議や講義の関係で、途中からの参加となったのは残念だったが。
VSOP関係の国際会議はいままでにも何度か出たが、今回のものはかなり大がかりで、 実際、日本人参加者よりも外国人参加者の方が多いような珍しい会議だった。 しかも日本人の理論系はさらに少なく、6,7人程度で、 しかも柴田さんや嶺重さんや松元くんたち、 いつも顔を合わせるメンバだったりする。
なお、会議に出るまでよくわかっていなかったが、 宇宙研で19年にわたりHALCA(VSOP1)やVSOP2に携わってきた、 平林久(Hirax)さんの退官記念の会議でもあったようだ。
淵野辺入り
国際会議の2日目に、大学で入試関係の会議を済ませた後、そのまま新大阪へ回って、 新幹線からJR横浜線へ乗り換える新横浜で出版社の人とちょっと打ち合わせをした後で、 ようやく宇宙研の最寄り駅である相模原の淵野辺へ到着。 なかなかアクロバチックな動きだった。
世の中はどうやらクリスマスというものが来るらしいが、 まったく縁がなさそうだ。
淵野辺駅前
会議は9時開始なので、8時ごろにホテルを出たが、 完璧な冬晴れで、抜けるように青いという言葉を実感した。
徒歩20分
ちょっと肌寒いけど、あんまり気持ちのいい朝なので、 荷物も少ないし宇宙研まで歩くことにした。 (つまり、大抵はタクっているということ)。
宇宙研前
左側が宇宙研のキャンパスで、右側は博物館や美術館の敷地。 右側の敷地は公園みたいな感じだが、見事に紅葉している。
宇宙研本館
宇宙研に来るのは数年ぶりかもしれない。
ロビーの展示
ロビーには小惑星イトカワへ行ったハヤブサの実物大模型が展示してあった。 前回来たときに比べるとと、ロビーの展示物が格段に充実していた。
本会議
開始直前の会場。 会場は宇宙研本館2Fの会議室だが、 かなり広い会議室なのにビッシリである。
宇宙研見学ツァー
今回ラッキーなことに、宇宙研の見学ツァーをしてくれた。 ぼくも何度も宇宙研に来ているが、見学ツァーはまだ2度目だ。
振動実験室
実験棟の中に、さまざまな組立室や実験室があるのだが、 ここは垂直振動や水平振動など、観測機に対してメカニカルな実験をする部屋。
構造機能試験棟
ここははじめて入った。 企業秘密?かな、写真撮影は禁止だったが、 中には組み立て中の衛星や、M(ミュー)Vの本体とか、 再利用可能宇宙船の実験機の実物だとか、 珍しいもんがいっぱい並んでいた。
ポスター
一応、ちゃんとポスターは出しているが、 2度目3度目の使い回し(笑)。
分解能比較
誰のポスターだったか忘れたけど、 こういう図はとても嬉しい。 たしか、スケールは、電波銀河M87の場合だったと思う。
特別セッション
午後の後半は、平林さんのspecial sessionで、 8人ぐらいの人がそれぞれVSOPの歴史や平林さんとの思い出を語った。 この写真は司会の藤沢さん@山口大学だが、 藤沢さんが平林さんの最初の弟子だというのを初めて知った。
答辞?
平林さんの答辞(?)パワポの1枚
花束贈呈
花束贈呈で特別セッションが終わった。
バンケット(晩餐会)
いよいよお待ちかねの会議晩餐会である。 何しろ今回の会議は2万5千円もの会費を取られているから、 晩餐会はそれなりに期待できるし、モトを取らねば(笑)。 国際会議ではたまにあるが、立食ではなく自由席形式。
アペリチフ
晩餐会の前の30分ほど、アペリチフ(食前酒)にシャンパンが出てくる。 これはなかなかいい方向性である。 しかも空けるたびに、ウェイトレスの人たちが何度もサーブしてくれる。 度数は2%ぐらいしかなさそうだけど、とても呑みやすいシャンパンだったので、 結局、4杯ぐらい呑んじゃったかもしれない。
食事
食事も期待通りによかった。 寿司もその場で握ってくれる豪勢な方法で、 一皿に5個ずつぐらい並べてくれるのだが、 (とうてい食べきれないので)2個だけにしてもらう。 あまりたくさん食べられないのが少し(かなり)悔しい。
オヂサン健在
相変わらず元気なモリモトオヂサン。 昼間の特別セッションでは少し話がスベッテいたが(笑)、 宴会パートになると、さすがに盛り上げてくれる。 他にも、つぎつぎといろんな人が芸を披露していたが、 なんで、電波の人って、喋り好きなんだろう。 ぼくにも喋らないかってきたけど、到底無理なんで、固辞。 でも、この雰囲気だったら、キューティハニーぐらい唄ったら受けてたかも。
元気は直らない
酔えば酔うほど相変わらずで、 住友くんも早速名前を聞かれて、 例のごとく、オヂサンの初恋の人と同じ名前だったらしい。
2次会
バンケットは9時に終わったので、当然のごとく、2次会へ。 嶺重さんや松元くんや鹿児島その他のところの若手と 10人ぐらいで町田まで出たが、 お腹はいっぱいなのでアメリカンバーに入った。 アメリカンバーは初めてだったので珍しかったが、 カクテルよりもビールの方がよかったかなぁ。