たいてい下旬なのだが、今年は少し早め、中旬に、 日本天文学会秋季年会が、岡山の岡山理科大学で開催された。 当初は11日に岡山に入る予定だったが、 天文教育や共同研究の打ち合わせもあって、 前日から岡山に入ることになった。 | |
唯心山から眺めた沢の池や茶室のある中の島
昼過ぎには岡山に着いたが、ホテルのチェックインは4時からだ。 喫茶店で仕事をするつもりだったが、生憎の快晴である。 急遽、予定を変更して、見聞を広め教養を深めるために、 また、風景写真などの取材も兼ねて、 日本三大庭園の一つである後楽園を訪ねることにした。 水戸の偕楽園や金沢の兼六園に行ったときは、まだ眼が肥えていなかったが(笑)、 後楽園はなかなかいい感じである。 いい天気のもとで、綺麗な風景もずいぶんと撮影できたので、 素材もたっぷり収集できた。 あまり綺麗な風景なので、某所へ画像を写メしたら、怒りのマークが戻ってきた(?)。 別所へ電話しても怒られた。いい天気だったんだけどなぁ。 |
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シャチホコと後楽園 炎天下で後楽園を歩いてかなり草臥れたので、 岡山城は諦めかけたが、なんと4Fまではエレベータがある。 財政危機の岡山に貢献するために、また歴史の取材もするために、 身体に鞭打って、岡山城にも行くことにした。 ちょうど先日、豊臣秀吉が主人公の司馬遼太郎『太閤記』を読んだばかりで、 宇喜多や小早川には馴染みがある、気がする。 鎧などは撮影ができないので、残念だが、それなりに勉強にはなった。 | |
倉敷の片口
夜は倉敷まで出向いて、天文教育一般から、
天文教育普及研究会の問題、岡山の状況、教育界の問題などなど、
真摯に議論(爆)した。
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理大のエレベータ
さていよいよ学会初日である。
エレベータで登る大学、うち以外にも、明星大学とか、
京都産業大学とか、あちこちあるが、ここもそうだった。
でも荷物抱えて来たくないなぁ。 「天文に特化した合同進学説明会の開催」 PDFファイル(2MB) 天文教育のセッションで話すのは久しぶりである。 おまけに、研究で話すときより、質問がどんどん出るし、 なんだか複雑な気分。 午後は共同研究者と打ち合わせなどをして、 夜のセッティングは加藤くんに任せて、 いったん、ホテルへ荷物を置きに戻る。 |
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ピンクずくめの渡辺くん 夜は、加藤くんが上手に見つけた“芳(よし)たけ”というお店へ。 アクセスがわかりにくい場所だったが、なかなかのすぐれ店だ。 店内はカウンターと席が二卓しかないこじんまりした店だったが、 とにかく素材が新しい。 オススメのポテトサラダも、一瞬、“ええっ? ポテトサラダ”と絶句したが、 これがまた何の味付けだか、こんなに美味しいポテトサラダははじめてだった。 久保田の万寿が封切りだったのも、ラッキー。 ところで、この夜のこと。 いろいろな諸事情で、ホテルのラウンジで少しオサケしていたら、 米原くんから電話である。いま、どこですかと聞くので、 女の子と呑んでるんやけど、来なくていいよ、と言ったのに、 やって来て、わ、ほんとに女の子と呑んでいると驚愕(オイオイ)。 それはともかく、次の日、そのことをみんなが知っているのはなぜ。 ふつうはそんなときは電話受けないだろうと言われたが、 つぎからはそうしよう。 |
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ポスター 二日目である。 初日はあまりゆっくり見れなかったポスターを見て回る。 最近はみんなスキルが上がってきて、 ポスターのデザインも綺麗なモノが多い。 |
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オールドコペンハーゲン 二日目には少し時間を作って、 関西ではかなり有名な倉敷チボリ公園を訪問した。 チボリ公園はアンデルセンをテーマにしたテーマパークで、 本家のデンマークのチボリ公園は世界でもっとも古いテーマパークらしい。 テーマパークには興味はないのだが、今年いっぱいだし、仕方ないなぁ。 もちろんアトラクションとかには興味はなく、ランドスケープを見に行ったもので、 実際、現存するデンマークの古城のレプリカだとか、 コペンハーゲンの町並みに擬したショップ街だとか、 珍しい風景がいろいろ撮影できた。 体力と時間がなくて、花畑などが見られなかったのが少し残念である。 |
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天敵
学会前日から数えると、もう三日目で、体力の限界が近い。
6時前には岡山駅に戻ったのだが、ホテルに荷物を置きに帰るのも面倒だし、
誰かから呼び出しがあるかなぁ、と思いつつ、駅の待合いでボーとしていたら、
7時前に電話が入って、駅近くの『いざ酔いの月』という居酒屋へ。
液体燃料が入ったら、少し元気が戻った。 |
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痛い小田くん 2次会はパブみたいなところへ。 いつの間にか、千葉大の小田くんが混ざっていた。 いやもう、痛すぎて彼の話は書けない。 |
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三日目 最終日は、高密度天体のセッションでメインの発表である。 高密度天体のセッション、最初はめちゃ人が少なかった。 高密度天体でこんなに人がいないのも初めてである。 というのも、今回の学会はプログラム構成が悪くて、 高密度天体の裏がすざく企画セッションだったためだ。 ぼくだって、自分の発表がなければすざくに行ったもの。 すざくのハイライトが終わった後ぐらいからは、 人も少し増えてきたが、すざくが聞けなかったのは残念である。 「輻射圧優勢ブラックホール風の観測的特徴」 PDFファイル(2MB)
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