今年はメチャクチャ出張が多く、4月から9回目ぐらいで、
東京も5回目だと思う。一ヶ月に一度以上のペースだ。
今回の目玉は、JpSEC2008… 今年結成されたばかりの 日本宇宙エレベータ協会JSEA(Japan Space Elevator Association) が主催する第1回日本宇宙エレベータ会議(Japan Space Elevator Conference) である。 場所は東京お台場の日本科学未来館だ。 会議の内容も関心があるし、以前、少し仕事をさせてもらった 日本科学未来館へも行ったことがなかったので、 とんぼ返りの忙しさの中を参加することにした。 |
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純喫茶ミロ
エレベータ会議の前日、東大へ行ったときに、 お茶の水駅近くで入った、ものすごくレトロな喫茶店。 |
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巨大光電管
東大の小柴ホールに展示してあった巨大光電管。 |
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お台場へ
朝は8時前にホテルを出て、まずは新交通ゆりかもめの始発駅、新橋へ。 ゆりかもめでは撮影ポジションとして先頭車両へ乗った。 最前列の二人席におっさんが一人でどんと座っていたので、 その後ろの入り口スペースで立ってあちこち撮影していた。 ふと前を見ると、 “…お台場を眺めています。きみちゃんと見たいなぁ。 (ハートマークみたいなの)大好きだよ。…”とメールを打っている。 くそデカ文字だからイヤでも目に入るんだけど、“きみちゃん”て誰だよぉ。 しかもそのメール送信した後に、腰を回して、アイタタって言ってるし、 見てる方がよっぽどイタイ(笑)。 だいたい、まだお台場まで行っていないし、ウソメールちゃうか。 |
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レインボーブリッジ
そんなアホな光景を見ているうちに、視界が開けてきた。 いよいよ、お台場、おお、これが有名なレインボーブリッジ、 フジテレビの球体展望室、エトセトラである。 まぁ、一度来ればいいかな。 |
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日本科学未来館
開演の1時間前には、日本科学未来館へ到着。 受付はまだで一般客用の入り口は閉まっていたけど、 守衛さんが職員用の通用口から入れてくれる。いい人だ。 一般客では一番乗りだったけど、受付はいつ始まるんだろう。 やはりもはや工学系になるのか、 理学系の研究会と違って、かなり大がかりだ。 そもそも会費とか参加費とかえらく高い。 そして会場は立派だし、動いているスタッフもかなり多い。 外国人も結構うろうろしている。 でも、受付で準備の様子から見ていたが、 初回だというので、かなりあたふたした感じである。 ミーティングしているけど、指示が理解できていないし、 だいたいスタッフ自身が、“全然把握してないんだけど” なんて言ってるし、おいおい、大丈夫か。 |
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会議概要
でも、そうこういううちに、人が集まりだして、受付も混乱し始める。 前列はPRESSやLECTURERの指定があったが、その隙間に座る。 (SF関係あたりでも)知り合いはいないかなぁ、 と会場を見渡したけど、いなさそう…。 10時の開演時には、一般席は8割ぐらい埋まったぐらいだろうか。 でも、プレス席はがら空きだぞ。大丈夫か。 おまけに、司会者あがって、言い間違ってるし、噛んでるし。 少し遅れで、ようよう開演。いつも通り、リアルタイムレポートである。 入るときに、同時通訳の器械を配っていたが、それは不要と断る。 ちょっとプライドかなぁ、ほんとは7割ぐらいしかわからないけど(笑)。 最初はJSEA理事によるガイダンストークとプログラム説明。 経済産業省技術戦略マップ2007には、宇宙エレベータへの言及があるようだ。 |
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メイントーク
引き続き、メイントークとして、名誉会員ブラッドリー・エドワーズの基調講演 「宇宙エレベータ構築プラン」が行われる。 “現代宇宙エレベータの父”、だそうだ。 EuroSpaceward財団というのもあるのか。 |
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現代宇宙エレベータの父
Why build it ?
Hurdles(障害)
How do we move forward(前進するために) 日本が最初に宇宙エレベータを建設できる可能性がある云々、 日本を持ち上げる話だったけど、セールストークかな。 |
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宇宙エレベータ概要
そしてJSEAの大野会長による講演「宇宙エレベータ概要」と 「世界の宇宙エレベータ関連プレーヤー&JSEAについて」。 比較的わかりやすい講演だった。 クライマーの開発が試行されていることや、整備新幹線の建設費7兆円より安いこと、 地球文明から太陽系文明へ進む必要性などなど、 なかなかいい講演だったと思う。 最後に映画「宇宙エレベータ 科学者の夢見る未来」を上映。 もともと以前から日本科学未来館のドームシアターで上映している映画らしい。 レオナルドダヴィンチのヘリコプターからはじまって、オートモービル、 ランプ、エレクトロニクス、ワールドワイドウェブ、ゲノム解読とあって、 で、まぁ、未来の日常生活から入るんだけど、 近未来の世界を一所懸命に演出しているが想像力が貧弱だったなぁ。 まぁ、いいか。つぎの予定もあるから適当に切り上げよう。 |