“宇宙(天文)を学べる大学”合同進学説明会(東北地区)@ 仙台市天文台(2009/06/28)

6月14日に大阪市立科学館で開催された 第2回“宇宙(天文)を学べる大学”から2週間後、 東北地区で同様の催しがあった。 大阪教育大学は当初はポスター展示だけのつもりだったが、 今回の大阪開催の反省を踏まえ、他地区での開催状況を調査するため、 また大学自体の宣伝も対面で行うため、超代表として、 急遽、東北に走ることにした。 …仙台だと通常は飛行機で“飛ぶ”のだが、 急なことでもあり、新幹線を乗り継いで“走る”ことになった。 まぁ、それはそれで、楽しいもんだが。

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09:03 受付開始
10:30 第1部■合同進学説明会
12:30 ランチタイム
14:00 第2部■天文講演会
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出張中の三種の神器。

  • 軽量ノートパソコン
    いま使っているVAIO G1は2006年のものだが、 1kgと軽量で使い勝手がいいので、いまだに使っている。
  • 計算ノート
    理論屋のいい点は、少し準備をしておけば、 新幹線の中でも紙とペンで研究ができるところだ。
  • 携帯ゲーム機
    昔は文庫が必需品だったけど、 去年ぐらいからDSやPSPになった。 現在『空の軌跡FC』が進行中。
+ 読み捨て雑誌
やまびこ。

はじめて東北新幹線に乗った。 シートのリクライニングもなかなか楽だった。

仙台市駅前。

なんだか無駄に広い。。。
事前に聞いていたから助かったが、 翌日利用する愛子観光バスの乗り場も 駅からかなり離れた場所にある。 ただ、幸い、宿泊するホテルの真ん前だったが。

ホテルで一仕事。

早くに京都を出たのでホテルには3時ぐらいに着いてしまう。 早速ネットに繋いだら、原稿の依頼が入っていた。 山口県の宇部地域の地方紙『宇部日報』で、 昨年からコラムを不定期連載しているのだ。 いいタイミングなので、今回の進学説明会のことを書くことにした。 ていうか、そのままあらかた書いてしまった(笑)。

+今回使用予定の“超代表”の腕章。

仙台の夜。

さすがに杜の都だかなんだか、 山の幸も海の幸も十分にあるようだ。 ただ、大人がくつろげるような 落ち着いたお店があまり見当たらなかった。 だいたい、街の時間が早いし(笑)。

仙台市天文台。

例によって枕が変わるとほとんと寝られないまま、 フラフラ寝不足状態で一番早いバスに乗って天文台に向かい、 一番乗り的に会場の仙台市天文台へ到着。 郊外の山中に開発された新興住宅地の外れに昨年オープンしたばかりで、 バスが一時間に一本という、何とまぁ不便な場所である。 ほんま、人、集まるんかなぁ。

広報ポスター。

そっか、来年は科学館でもこんなパネル作ろうね>よしやさん

受付開始前のスタッフミーティング。

9時過ぎには、世話人が集まりはじめ、 9時半の受付に向けて最終打ち合わせ。 手前のパソコンがマイ席。

“華の高校一年生トリオ”。

受付の9時半より少し前には、 3人の高校生が一番乗りで会場入り。 受付開始時刻には、高校生がぼちぼち集まり始める。 出だしは良さそうだ。
最終的に40人ぐらい集まったようだ。 地の利を考えると、よく集まったと思う。 半数ぐらいにはインタビューしたが、 聞いた範囲では全員が高校生で、 すべて高校の先生から情報を得ていた。 直前のプッシュがかなり効いたように思われる。 …1人だけ、2日前に地方紙に出た記事をみて 参加した親子連れがいた。
驚いたのは、はるばる、岩手からも何人も来ていたことだ。 こちらも直前の宣伝が効いたようである。 宇都宮から車で訪問した親子もいた。 こちらはネットで知ったらしい。

大阪教育大学のポスター。

受付開始から小一時間ほど時間があり、 ポスターのまわりにも高校生が集まり始めたので、 何組かに宣伝をしたけど、やはり大阪は遠い印象があるようだ。 後の印象からも、教育大関係では、地元の宮城教育大に集まっていた感じである。 他の大学と比べても、ポスターの出来はダントツによかったと思うんだけどなぁ。

大学紹介タイム。

さて、10時半からは、 各大学の紹介だが、専門用語なども頻出して、 総じて難しすぎるように思った。 小休憩のときにインタビューして聞いてみたところ、 やはり専門用語は難しかったようだが、 各大学のいろいろな特徴が聞けてよかったとの声である。
各大学発表のラストに、 3分間アピールをさせてもらった。 関西から唯一参加ということで、 わざわざ作っていった“超代表”腕章はやや受け(笑)。 でも、大阪市立科学館で“超司会者”を名乗ったときは、 スルーされたから、いいぞ、東北!
時間も短いのでパソコンは使わずに、 パワポ画面をA3に拡大からーコピーしたモノを持参し、 説明しながら配って“印象づける”。 もー、涙ぐましいぐらいにいろいろなネタや仕掛けを 考えていったけど、どれぐらい役に立ったやら。

ランチタイム。

各大学の紹介が終わり、12時半からはランチタイム。 一人、詳しい話を聞きに来てくれた。 開始前にポスターを見に来た何組かにも説明したので、 まぁ、10人ぐらいには話せたかなぁ。

んで、バスの時間もあるので、 1時半ぐらいにそろそろ出ようかとしていたら、 受付直後ぐらいにインタビューをしたり大学説明をした、 “華の高校一年生トリオ”がやってくる。 どっか笑いの壺に入ったしまったようで、 最初は何しに来たかわかんなかったのだが、 どうも、A3カラーコピーの最後のページを戻しに来たらしい。 最後のページは、大学の地図や開講科目や学内組織などの“役に立つ” コピーではなくて、コンパの写真など研究室ライフのページだった。 これをもらっても、どうしたらいいかわからないとか、 でもやっぱりもらっておきます、などと言っているうちに、 そばにいた世話人のアドバイスでサインをすることになって、 結局は何がなんやらわかんないうちに全員にサインしまくり(爆笑)。
K澄ちゃん、M衣子ちゃん、M理ちゃんたち、 なかなか楽しい仙台の高校生でした。

さて、ようやく超代表の大役も終わり、仙台駅まで辿り着いたら、 何〜〜〜、新幹線の指定がかなり後まで売り切れ。 ありえねぇ。 “こまち”というのにグリーンが空いていたので、 仕方なく、いままでで2度目か3度目くらいにグリーンを取った。 この“こまち”というのは秋田から来る奴で、 八戸からくる“はやて”と連結するタイプらしい。 不幸中の幸いで、超速で東京まで走ってくれたが。
せっかく仙台まで来るので、 そのまま真っ直ぐ帰るにはもったいなく、 帰りに東京に寄って一泊し、 月曜日に国立天文台で調べモノをする予定を組んでいた。 春にちょっと来たときに、思いの外、文献が増えていることがわかり、 一度、腰を据えて文献調査に来る必要があると思っていたので、 ちょうどいい機会になった。 最近は、一石二鳥から一石三鳥ぐらいで出張予定を組むことが多い。

駆け足の仙台行きだったけど、いろいろな人と知り合いになれたり、 十二分に楽しめた、いやいや、大変に有用な出張であった。