京橋花月@京橋
(2010/03/04)

山口の田舎にいたころから、テレビでずっと新喜劇を観ていて、 ほとんどテレビを観ないいまでさえ、土曜日の新喜劇はときどき観るのだが、 今回、機会があって、はじめて実際の舞台で吉本新喜劇を観てきた。 大阪を行き来するようになって四半世紀にもなるが、 NGK(なんばグランド花月)の前まで行ったことも何度もあるけど、 舞台を観る日が来ようとは夢にも思っていなかったので、ちょっと驚き。 というか、そもそも、能や演劇やミュージカルなどすべて含めて、 人間が芝居をする舞台を観たのは今回がはじめてぐらいだろう。
KiKi京橋ビル
このビルの5Fに京橋花月が入っている。 京橋からめちゃ便利なロケーションで、 付近にも美味しい店がたくさんある。
演目は『茂造〜閉ざされた過去・完結編〜』というもので、茂じいモードの つっちーが主役だが、松竹新喜劇からの大物ゲストも参加するという豪華な配役で、 6時半開場、7時開演で9時半まで、2時間半もの長丁場ものである。
会場は写真撮影ができないので画像はないけど、 週末でもない木曜日の夜なのに、500人の定員が、ほぼ満席状態だった。 客層も老若男女の幅が広く、新喜劇には根強い人気があることが伺われる。 座席はE22ぐらいで舞台との距離もかなり近い前の方の席だった。
内容はもうこれは筆舌に尽くしがたく、抱腹絶倒とはまさにこれで、 笑いあり涙ありの型どおりの言い方しかできないけど、 最後のカーテンコールまで含めたら3時間近くの舞台だったが、 ほんとにあっと言う間で、この何年かでは一番笑い転げた感がある。
どの演目でもここまで面白いかどうかは知らないけど、 テレビと舞台とでは、やはり、面白さのケタが違うのがはじめて実感した。 時間さえあれば、これはクセになってしまいそうだなぁ。