だいぶ元気になった黒田さんを囲んでパーティが開けた。嬉しかった!!
昨年の1月に黒田さんが倒れてから、一年と少し。 昨年秋から相談をはじめていた黒田さんを支援する会−黒田会−が、 今年の1月に立ち上がり、そのまま、有志がパーティの相談をはじめて、 それぞれの得意技を活かし、今回のパーティが実現できた。
まずは、明石の井上さんが作成したHPがわかりやすいだろう。 本編の写真に入る前に、 パーティの様子を報告したメールを出しておく。
黒田会のみなさま 囲む会(その1)世話人& 大阪教育大学 福江です 昨日、姫路で黒田さんを囲む会(その1)が無事、開催されました。 早朝の地震のため20分ほど開始が遅れ、 また交通事情で参加できなかった方も数名おられましたが、 70名近くの参加を得て、おおむね予定通りに実施できました。 遠方から来られた方も多く、世話人一同、感謝しております。 また黒田さん自身、元気な勇姿を見せたいとのことで、 今回の会のためにリハビリに努め、 昨日は車椅子も使わずに歩いて来られ、みな感激した次第です。 昨日の様子は下記をご覧下さい。 http://tohori.cocolog-nifty.com/obs/2013/04/post-1bb0.html 黒田太陽テーブルを囲むように、惑星テーブルが6つ配置され、 順次、太陽を訪問するという趣向で、少しずつの時間でしたが、 参加者みなさんが黒田太陽とお話しできました。 (その分、黒田さんには疲れさせてしまったと思いますが) 最後に黒田さんご夫妻を自宅まで送ってもらった井上さんによると、 お二人とも大変に喜ばれていたそうで、開催できてよかったかと思います。 黒田さんも、ご自身が機関誌(下記)に執筆された集大成の冊子をみて 少しウルウルだったとか(笑)。 今回は、最初ということもあり、少し大がかりになりましたが、 今後も、5人10人という小規模で、囲む会を開いていただければと思います。 また実際、日本チャータークルーズの谷垣さんからは、早速に、 5月6日のふじ丸ワンデークルーズにお招きしたいという話も伺っています。 (ふじ丸のHPへは、いまはまだ出てませんが、募集が出るかも知れません) クローズドの会でも、ここへ情報を流してもらえれば、 開催のヒントや時期の調整などにつながるかと思います。 なお、今回の囲む会開催にあたって、 黒田さんが西はりま天文台公園の機関紙『宇宙NOW』に書いた記事を ほぼすべて集めた冊子を作成し(400pを越える大部のものになりました)、 参加者への記念品としてお持ち帰りいただきました。 少しだけ残部があり、それは黒田会が実費分で買い取って、 黒田さん縁の施設などへ寄付をしようかと考えています。 ご了承ください。 では、引き続き、よろしくお願いします。 |
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日航ホテル 姫路駅前の日航ホテルで開催。 料理は美味しく、サービスも行き届いていて、 とても感じがよかった。 |
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会場 参加者がほどよく70人ほどで、ちょうど着席も出来る状態になり、 非常によかった。 |
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受付準備中 早朝の地震で在来線がストップしたり、 黒田さんの送迎などにいったりで、 世話人の人手が欠乏状態(笑)。 参加者の方にも袋詰めを手伝ってもらった。 ぼく自身も、予定にない肉体労働。 数日後に肩が痛かった(笑)。 |
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スクリーン展開!
もー、凄すぎと言うか、ピアニストの福田さんが持参した、 後方投影型のスクリーン。アメリカからの輸入もんらしい。 パソコンはもちろん、プリンタなども持参、なんでもありだった。 このスクリーンの設営も肉体労働提供。でも、面白かった。 |
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黒田さん到着!!!
てっきり車椅子だと思っていたが、みてのとおり。 後で聞くと、今日のこの日のためにリハビリを頑張り、 自宅からずっと歩き通したとのこと。 迎えにいった井上さんも驚いたみたい。 |
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海部さんの挨拶
20分ほど遅れたが、無事、パーティの開宴である。 最初は、黒田さんの盟友、国際天文学連合会長の海部宣男さんが挨拶。 2009年の皆既日食の素晴らしい経験など、黒田さんへの謝意も含め、 短いながら、非常にぴったりの挨拶をいただけた。 司会担当の福澄さん@加古川が、JRストップで遅れたため、 ぼくが臨時で司会をしたけど、肩書きもろくに言わんかったなぁ。 世界の天文のトップぐらい言えばよかった。 |
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伊藤さんの挨拶
続いて、西はりま天文台を代表して、兵庫県立大学の伊藤洋一さんの挨拶。 |
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黒田会からのプレゼント贈呈
今回は、まずは手頃なものとして、 世界遺産DVDセット+皆既日食DVD+DVDプレーヤーを、 黒田会からプレゼントした。 もともとは、ここでぼくの出番の予定だったのだが、 自分で自分を紹介して、プレゼンターを務めた(笑)。 ま、笑いは取れたけど。 写真は井上さんのHPから拝借。 |
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渡部さんの乾杯
国立天文台副台長の渡部さんに乾杯の音頭を取ってもらう。 本来は到着された段階で依頼をしておく予定だったが、 どたばたで突然の指名になり申し訳なかったが、 そこは期待通りそつなくこなしてくれた。 この後、歓談へ。 |
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寮さんたちと
早速に記念写真など。まずは3時間かけて奈良から到着した、 絵本作家の寮みちこさんたちと。 |
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地球テーブルの番
中心の太陽テーブルのまわりに、6つの惑星テーブルを配置し、 太陽に近い順に黒田さんと話しに行った。 3番目の地球テーブルの番が来て、 ちゃっかり記念撮影している田島ねえさん。 |
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司会席
前半の途中から司会をしている井上さんと福澄さん。 後は任せた(笑)。 |
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記念撮影
ふつうは記念撮影は最後にするが、まだ会、半ばである。 この後、すぐにプリントに出し、会の終了時に持って帰ってもらう算段。 これはいいアイデアだった。 |
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手品タイム
前半で黒田太陽を一巡りし、 後半はショータイム。まずは間部さんのマジック。 ここらへんになると、もう進行表は頭に入っていなかった。 |
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チェロ演奏
福田さんの伴奏で秋津さんがチェロの演奏。 |
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ピアノ演奏
さらに福田さんが凄い曲を演奏。 |
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絵本朗読
寮さんが、なゆた望遠鏡の絵本を朗読。 |
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花束贈呈
いよいよ大詰めで、ここはやはり花束贈呈。 プレゼンターは、月うさぎのママさん(美人)。 お坊さんや神父さんも来てたし、 黒田さんの交友関係、どこまで広いの。 で、最後は黒田さんからのご挨拶をいただいた。 “はい”“おてがみ”などの言葉は、 福江が同時通訳。だいたい合っていたと思う。 |
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おかえり
黒田さんも疲れたと思うけど、喜んでもらえたようで、 ほんと、よかった。 |
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2次会
3時ごろから、姫路駅で2次会(反省会?)。まだ外は真っ昼間だけど。 で、2次会の半ばからほとんど記憶がないが、 最後は、福澄さん・福田さん・福江で8時まで3次会をしたらしい。 時間的には8時だから早いが、12時から呑み続けみたいなもんだからなぁ。 |
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ワンモアピリオド
これは何の写真かというと、キップである。 |
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参加者に配った黒田総集録冊子の挨拶文より
はじめに 黒田武彦さんは大阪市立科学館で活躍された後に、西はりま天文台の設立にご尽力され、その後、20数年にわたって、非常にアクティブにパワフルに活動されてきました。みなさんもよくご存じのとおりです。黒田武彦さんにお世話になった(遊んでもらった)人たちは、さまざまな分野にまたがって非常に多くおられると思います。 その黒田武彦さん(当時西はりま天文台公園園長で兵庫県立大学教授)が、2012年1月に2度目の脳梗塞で倒れられました。あわやという時期もあったのですが、幸いにも頑健な体力により、ずいぶんと回復され、現在ではご自宅で療養されています。その間、黒田さんを支援する会として、2012年の秋から相談をしていた「黒田武彦さんを支援する会(略称、黒田会)」も2013年の1月には立ち上がり、募金活動などをはじめました。また、1年ほど経ったことを機に、黒田さんに遊んでもらった人たちが集まって黒田さんを囲むパーティ「黒田武彦さんを囲む会(その1)」をしようという話が持ち上がり、2013年4月13日(土)に開催できる運びとなりました。 黒田さんとまだまだ遊び足りない人は数知れず、上記の活動も自然に起こってきたものです。 「黒田武彦さんを囲む会(その1)」を開催するにあたって、初回なので、黒田さんへのプレゼントや参加者への記念品なども、いろいろ検討しました。黒田さんへのプレゼント(黒田会より)としては、たくさんの案もあり紆余曲折を経た結果、まずは気軽に見られるだろうということで、「世界遺産紀行DVDセット」とDVDプレーヤーなどとしました。また参加者への記念品についても、いろいろ相談した結果、おそらくこの機会でしか作れないだろうと考え、『宇宙NOW』に掲載された黒田さんの記事を総ざらえしてまとめることとなりました。黒田さんの怒涛のように流れる人生模様が見える冊子になったのではないかと思います。なお、『宇宙NOW』の記事には、横書きのものがあったり、縦書きのものがあったりして、読みづらい部分も残ったかと思いますが、その点はご了承下さい。 今回の「黒田武彦さんを囲む会(その1)」は、初回なので少し大がかりになりました。パーティ会場を用意したり、さまざまな企画も考えました。しかしながら、今後は、5人とか10人とか小規模で、「黒田武彦さんを囲む会」を開いていっていただければと思います。レストランの一室で昼食会をしたり、花見や紅葉狩りなど物見遊山をしていただいたり、黒田さんを囲みながら、一緒に遊んでいってもらえばいいかと思います。なお、そのような企画が成り立った際には、黒田会までご一報下さい。黒田会(および黒田会のメーリングリスト)で情報交換をしながら、「囲む会(そのX)」の何番目かをナンバリングしたり、時期を調節したり、企画の内容のヒントをもらったり、末永く続けてもらえればありがたいです。 では、引き続き、黒田武彦さんを囲んで、人生を愉しみましょう。
2013年4月吉日 後援 黒田会 |