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Windows で IRAF の memoranda

Windows 10 以降では Windows Subsystem for Linux (WSL) で X11 や Wayland のGUIソフトウェアを動作させる仕組みである WSLg を使うことにより,Windows 環境において IRAF が実用になりそうです.WSL には WSL1 と WSL2 の2つの variant が存在し,WSLg は WSL2 で利用可能ですが,意図的な操作をしないかぎり既定で自動的に WSL2 + WSLg となります.WSLg ではサードパーティの X サーバを必要とせず,WSL のコンソールから Linux 用 GUI ソフトウェアを直接起動できます.なお IRAF on Cygwin は新規インストールがもはや現実的ではなく,その役割を終えたと考えられます.

仮想化機能の準備

WSL の準備

Linux ディストリビューションの導入

IRAF の導入

IRAF の実行

optional: ウィンドウのフォーカスをマウスカーソルに追随させる (sloppy focus)

optional: Linux ⇔ Windows 間のファイルのやりとり

Linux 側から

Windows 側から


松本 桂 (大阪教育大学 天文学研究室)